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悪口を言われた時の対処法4つ!悪口を言う人の心理とともに解説【必見】

悪口を言われた時の対処法4つ!悪口を言う人の心理とともに解説【必見】

「このタコ!」って悪口、なんでタコなの?

こんにちは。今回は、悪口を言う人の対処法について解説します。

「関わってはいけない人」の記事でも解説した通り、悪口を言う人のそばにいることにはさまざまなデメリットがあります。

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 とはいえ現実的には離れられない場所にいることも多く、全く関わらないというのは難しい人も多いでしょう。

しかし物理的な距離を取れなくても、悪口に隠された本当の気持ちやメカニズムを知るだけで、悪口によるダメージが大きく減少するんです。

そこでこの動画では、悪口を言う人がいた時に試したい4つの対処法を、悪口を言う人の心理を交えながら解説します。

 

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対処法1:悪口の内容は結構適当だと知る

対処法1:悪口の内容は結構適当だと知る

悪口を言われると、「自分はこういうところがダメなんだ。直さなきゃ…」と思ってしまうかもしれません。

しかしほとんどの悪口は、あなたが思っているほど深いものではないということを知ってください。

というのも、悪口の中には適当に発せられたものも多いためです。

その代表的な例が、「ちょっとブラックなことを言えば面白いと思っているから言った」という動機で発せられた悪口です。

これは 「ブラックなことを言った毒舌キャラな自分面白い」という気持ちに浸ったり、周りに笑ってもらって承認欲求を満たしたりするのが目的です。「ブラックなことを言う」という行動そのものだけに意味があるので、内容に大した意味はありません。

「本当は全然そんなこと思ってないけど、こういう理不尽な悪口を言ったほうが面白いから言った」というケースもよくあるため、あなたが反省や改善をする必要は全くないのです。

平たく言えば、うんこという言葉を面白いと思ってうんこうんこと連呼している子どもと変わりません。

うんこと叫んでいる子どもに「なんでうんこって言ってるの?」「うんこがどうしたの?」と聞いても、まともに答えられないですよね。

これと同じで、中身はないんです。

適当に発せられた言葉なのだから、内容を間に受けず、「うんこが好きなんだな〜」とあなたも適当にスルーしましょう。

 

対処法2:悪口はコンプレックスの裏返しだと知る

対処法2:悪口はコンプレックスの裏返しだと知る

人の好き嫌いは、平等に測れるものではありません。 

もし平等に測れるなら、全員が同じ人を好きになり、全員が同じ人を嫌いになりますよね。

しかし現実は、1人の人を好きになる人と嫌いになる人がいます。

なぜみんな同じ人間なのに、好き嫌いが分かれるのでしょうか。

それは、好き嫌いはそれを感じる人の人生経験が影響しているためです。

小さい頃から親に厳しくしつけられ、常に「真面目に勉強しなさい」と言われてきた人は、勉強せず楽をしている人を見るとイライラして悪口を言いたくなります。

「自分はこんなにがんばっているのに、人間はいつも真面目に勉強しなければいけないのに、なんであいつは楽をしてるんだ」
そう思ってしまうからです。

一方で親からのしつけが緩く、「無理しすぎなくていいからね。遊びも大切だよ」と言われて育った人は、楽をしている人を見ても別にイライラしません。

「好き嫌いは人生経験によって変わる」ということは、「悪口を言われている人」イコール「悪い人」ではないということです。

悪口の有無によって人の人格を測ることはできません。

悪口が本当に教えてくれるのは、言われた側の善悪ではなく、「言っている人がどんなコンプレックスを抱えているか」です。

人の容姿を悪く言う人は、

  • 「昔から綺麗でいることを求められ、頑張って綺麗でいる努力をしてきた」

  • 「自分も他人も綺麗になる努力をしなければならないと思っている」

  • 「なのになんであいつは自分のように苦しんでないんだ」

  • 「でも本当は私も、あいつのように美しさに縛られず生きたい」

と思っています。

「あいつブサイクでムカつく」は、訳すと「私も楽に生きたい」になります。悪口の中に「あいつ」という三人称は実は存在しなくて、悪口を言った人の単なる自己紹介だったのですね。

悪口は、「お腹空いた〜」のような三人称のないただの独り言でしかありません。「お腹空いた〜」と言われて傷つく人はいませんよね。

であれば、悪口もあなたが反応すべきものではありません。

「この人はこういうことにコンプレックスを抱えているのだな」と哀れんで幸せをお祈りするか、優しくスルーしましょう。

対処法3:傷つきそうなワードを言っているだけだと知る

対処法3:傷つきそうなワードを言っているだけだと知る

例えば「ブサイク!」と悪口を言われたら、「自分って不細工なんだ…」と落ち込んでしまう人も多いかもしれません。

しかしそのような落ち込みかたは、あまりにも無意味です。

なぜなら、悪口のほとんどは中身がないからです。

「このタコ!」という悪口、誰もが1度は聞いたことあるでしょう。

しかし、このタコが一体何を意味するのか答えられる人は少ないのではないでしょうか。

江戸時代、「お前は〇〇以下」と罵倒された人が、「以下」を「イカ」ととらえて「タコ!」と言い返したのが始まりだとされています。

でも、こんなこと考えながら「タコ!」と悪口を言う人は1人もいないでしょう。

また、ネット上で相手のことを「ハゲ」と侮辱する人もいますね。

でもネットでは相手の姿が見えないのだから、禿げているかは分かりません。

この2つの例からも分かる通り、悪口というのはただ単に「相手を攻撃する手段」として発されていることが多く、 その言葉に意味はこもっていないケースも少なくありません。

そのため、言われた悪口ワードの内容に応じて自己否定をするのは全く意味がないのです。

しかし発された悪口ワードが本当に何も表していないかというと、必ずしもそうではありません。というのも、 その悪口ワードは「発した側が自分に対して気にしているポイント」であるケースも多いためです。

「タコ」は例外として、「ハゲ」について見てみましょう。

「ハゲ」という悪口は、言った本人が「ハゲ」であることを気にしているケースもしばしばあります。

あなたが武器を使って喧嘩する場合、どうせなら少しでも相手を傷つけられそうな武器を選びますよね。

禿げている人は「ハゲ」という言葉によって受けるダメージを自分で理解しているため、「これなら大きなダメージを与えられる!」と思い「ハゲ」を選択するのです。

逆に禿げているけどそのことを気にしていない人は、「ハゲという悪口にはあまり攻撃力なさそうだな」と判断するため、人を侮辱する際も「ハゲ」とはあまり言いません。

つまりこのパターンでも、 悪口によって明かされるのは言われた側の欠点ではなく、言った側が気にしているポイントだということです。

このケースの場合も、「この人はここを気にしているんだな」と優しく見守ってあげましょう。

 

対処法4:悪口は恐れの裏返しだと知る

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悪口を言われた人の中には、悪口を言う人が恐ろしい怪物に見えている人もいるかもしれません。しかし、そのように恐れる必要はないということをぜひ知ってください。

というのも、悪口のような攻撃的な感情は突然生まれるものではないためです。

例えば、「あの人って根暗だよね」と陰で笑う人がいたとします。

これは一見攻撃の言葉に聞こえますが、その裏には言った人の恐怖心が隠れています。

  • 「あの人は暗いから、一緒に話していると会話が続かなそうで怖い」

  • 「あの人は根暗で、何を考えているかわからない。心の中では自分のことを嫌っていそうで怖い」

  • 「あの人は何を考えているかわからないから、いきなり自分のことを攻撃してきそうで怖い」

このような恐れ・不安の感情が隠れているケースも少なくありません。

こうした不安を抱いているうちに、

  • 「なんであの人のために自分がこんな不安にならなきゃいけないの」
  • 「何かされる前にこっちも攻撃しなきゃ」

という自己保身の感情が湧き、自分を守るための怒りという感情を引き起こします。その結果、悪口を引き起こしているのです。

このように怒りは二次的に生まれる感情であり、その根本には必ず恐れや不安があります。

この内容について詳しく知りたい人は、「怒られた時の対処法」の記事をご覧ください。

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こうした人間の本質がわかれば、相手のことが少し怖くなくなるのではないでしょうか。

怒りのままに暴れる猛獣のような人間や、本当に面白いと思って人を嘲笑う人間ほとんどいません。大抵は最初に、悲しみや恐怖心があります。

その弱い心を守るために怒ったり、嘲笑ってその人よりも上に立ったつもりになったりして怖さを和らげようとしているだけなのです。

悪口は、弱い自分の心を懸命に守る行動です。両手を広げて威嚇するレッサーパンダと同じです。

そう思えば、悪口への嫌悪感が薄れるのではないでしょうか。

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まとめ

今回は、悪口を言う人の対処法について解説しました。

悪口は自分のコンプレックスや弱い心を守るために放たれる抵抗の手段です。そのため、悪口を言う人を恐れる必要は一切ありません。

悪口を言われたら、その人の中にある苦しみを考察し、優しい心を向けてあげましょう。

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