本当に危険な方法です。とにかく楽になりたい人以外は、見ないでください。
「何もかもがつらい...もう楽になりたい...」
そう悩んでいませんか?
今回は、気持ちが楽になる考え方について解説します。
この方法は、かなり危険です。
たしかに極めればメンタルが最強になり、ネガティブな感情が消えます。
しかしやりすぎると、感情がなく冷たい人になってしまう可能性も否めません。
特に一番最後の方法は、最も人間らしさから遠ざかるサイコパスのような思考法です。
しかしその分、効果はてきめんです。
完璧にマスターすれば、あなたは仕事や生活のあらゆる場面において、もう二度と心に苦しみを抱かなくなります。
多少危険でもいいから、とにかく楽になりたい人だけ見てください。
過去には、「たった一言で不安を消す方法」などを解説した記事もアップしています。
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気持ちが楽になる考え方1:「嫌い」を「不便」と考える
嫌いという言葉を使うと、ネガティブな感情を抱きやすくなります。
なぜなら嫌いという言葉は、感情を揺り動かしやすい存在であるためです。
好きなものの話をしているとき、あなたはとても幸せな気分になるでしょう。
一方で嫌いなものの話をしていると、不快な気持ちになってきますよね。
これは、好き嫌いという言葉が感情を揺り動かすものであることの証明です。
であれば、嫌いを別の言葉に置き換えればもう感情に振り回されることはなくなるんです。
例えば職場や学校に、怒りやすい人がいるとしましょう。
この時あなたは、「あの人は話してるとすぐ怒るから怖い、嫌い」と感じるはずです。
嫌いだと感じた結果、「なんでこっちが気を使わなきゃいけないの?」とイライラしたり、「もう明日から行きたくない...」と不安や絶望を覚えたりしますよね。
一方で「嫌い」を「不便」と考えている人はどうでしょうか。
「あの人は話してるとすぐ怒る。怒って人の話を聞かなくなるから、効率的な話し合いが進められなくて不便だ」
このように感じるでしょう。
先ほどの例と比べると、どこか他人事で感情がこもっていない印象を受けませんか?
このように嫌いを不便に変えることで、ネガティブな感情がこもりにくくなるんです。
嫌いな人を人間ではなく、説明書どおりにうごくロボットのように扱えます。
その結果、
- 「あの人はこの話題を振ると不機嫌になって不便だから、あの話はしないようにしよう」
- 「すぐ怒るせいで業務を進められなくなると不便だから、上司に相談しよう」
と冷静な対処法を考えられます。
冷たい方法ではありますが、誰にでも暖かい心を持って接しているとあなた自身がつらくなってしまいます。
あなたを苦しめる存在に対し、あなたが心を削って接する必要はありません。
人間らしさをなくした冷静な態度で接することで、苦しみから解放されるでしょう。
気持ちが楽になる考え方2:「不幸」を「不便」と考える
「嫌い」だけでなく、「不幸」も「不便」に変えてしまいましょう。
そうすれば、不幸な状況でも強い苦しみを覚えにくくなります。
例えばあなたのスマホが壊れたとしましょう。
今の世の中、あいている時間のほとんどをスマホに費やしている人は少なくないはずです。
そのため大切なスマホが使えなくなると、深い絶望を覚えてしまうかもしれません。
一方で、不幸ではなく不便と考える人の場合どうでしょうか。
「スマホが使えなくなった。
友達と連絡取れないし、ゲームで暇も潰せないし、不便だなぁ」
こう考えるはずです。
確かに困ってはいますが、そこに深い絶望はないでしょう。
このように不幸を不便と捉えると、ネガティブな出来事を冷静に捉えやすくなります。
- 「こういうところは不便だけど、別に不幸ではないよな」
- 「不便ではあるけど、一応どうにかなるよな」
と考えることで、必要以上に重く受け止めて絶望するのを防げます。
ネガティブな出来事を不幸と捉えると、
- 「なんで自分はこんなにツイてないんだろう」
- 「そういえばあの時もこんな不幸なことがあったよな」
と色々考えてしまいます。
この考えは、冷静に考えるととても無意味です。
「なんで自分はこんなにツイてないんだろう」と考えても、今の状況は変えられません。
「そういえばあの時もこんな不幸なことがあったよな」と考えても、それは今の状況と全く関係がないことです。
いずれも自分の不幸さ加減を深掘りして、余計に悲しくなるだけですよね。
その点「不便」という考え方をすれば、「じゃあこの不便な点はこれで補えばいいな」と冷静に対処していく方向へ考えを持っていけます。
その結果、無駄に悩んだり絶望したりすることがなくなるのです。
気持ちが楽になる考え方3:「好き」を「便利」と考える
この方法は先ほどの2つ以上に強力で危険な技なので、注意して聞いてください。
今度は「好き」を思い切って「便利」に置き換えれば、さらに人生の苦しみが取り除けます。
なぜならこうすることで、好きなものに対する執着が減るからです。
好きなものは、あなたの人生を豊かにしてくれます。
その一方で、過度に執着しすぎると時に苦しみを生むことになります。
あまり知らないアイドルが引退してもなんとも思いませんが、あなたが10年応援しているアイドルが引退したら相当悲しみますよね。
また、あまり知らないアイドルがとんでもないことをして炎上してもあまり悲しみませんが、好きなアイドルが炎上したら、深い怒りや失望を覚えるでしょう。
これは、あなたが10年応援しているアイドルという「好き」な存在に執着しているためです。
執着している存在が自分の手元を離れたり、自分の期待通りに動いてくれなくなったりした時、人は強い苦しみを覚えます。
一方で、あなたのスマホがある日突然壊れたらあなたはどう感じるでしょうか。
がっかりしたり、困ったりという感情は湧くかもしれません。
しかし、「大切なスマホの命が失われた...」という「人がこの世からいなくなった時のような悲しさや寂しさ」は感じないはずです。
また、スマホが大幅なアップデートによってガラッとデザインが変わり、使いにくくなったとしましょう。
この場合も「使いにくくなったなー」と感じるだけで、「優しかったあの人が変わってしまった時」のような悲しみは抱かないはずです。
このように、好きではなく便利と認識しているものは、失ったり変わったりしても悲しみを感じないんです。
「いや、スマホが壊れて中に入ってる写真が失われたと思うと悲しいんだけど...」と思ったかもしれません。
しかしこれは、スマホの中にあった写真に映る、「好き」な友達や恋人の思い出を失ったことによる悲しみですよね。
つまりここにも、好きによる執着が生まれているんです。
スマホに友達や恋人のような愛情を感じることはありません。
そのため、失っても深い悲しみは感じないんです。
このように、物事を「好きなもの」ではなく「便利なもの」と認識すれば、もう悲しみは感じません。
スマホは愛情を感じる対象ではありませんが、とはいえいらない存在だとは思っていないはずです。
1日何十時間も触ったり、肌身離さず持ち歩いたりと、「便利なもの」としてはかなりあなたにとって大きな存在ですよね。
そのため「好き」を「便利」に変えれば、大切さや愛着だけはそのまま維持しながら、失った時の悲しみだけをなくせます。
また、好きを便利に変えることで、それを汚された時の感情にも変化が生じます。
友達に自分の好きな曲を紹介して、「全然良くないじゃん」と言われるとちょっと腹が立ちますよね。
でも自分が使ってるボールペンを友達が使って、「これ書きにくくない?」と言われても、あまり腹が立たないでしょう。
これも、「好きなもの」が感情を揺り動かし、「便利」は揺り動かさないことの証明です。
あなたが好きと感じているもの全てをスマホやボールペンのような存在にすれば、もう二度と悲しみは生まれないと思いませんか?
「そんな冷たい人間になりたくないんだけど...」そう思った人も多いでしょう。
ここまで聞いていただければ、「危険な方法だ」と説明した理由がわかっていただけるかと思います。
これを本当に極めれば、ネガティブな感情とともに、人間らしさも完全に失われるでしょう。
とはいえ、そこまで心配する必要はありません。
というのも昨日まで好き嫌いで物事を判断していた人間が、いきなりここまで割り切れるケースはまれであるためです。
悲しみの感情を減らしつつ、好きという感情も手放したくないあなたは、「こういう考え方もあるんだ」と参考程度にしてみてください。
また、好きなものを愛でている中で「執着しすぎないことも大切だよな」と時折考えるだけでも、失った時の悲しみを和らげやすくなるでしょう。
ちなみに、好きなものに執着しすぎることの危険性については、「不幸になる人の考え方」の記事で解説しています。
まとめ
今回は、楽になる考え方について解説しました。
嫌いや不幸という言葉は時に自分のネガティブな感情を大きく刺激し、より深い絶望に陥れます。
不便という無機質な言葉を利用することで、ロボットのように物事を分析でき、冷静に対処できるようになるでしょう。
さらに人生の苦しみを取り除きたい人には、好きを便利に変える考え方もおすすめです。
行きすぎると危険な技ではあるため、確かに人を選ぶでしょう。
しかしこの考え方によって執着を手放せば、あなたは何者にも振り回されず、より自由に生きていけるようになります。
今回の考え方を知っておくことで、実際に悪いことが起きたとき乗り越えられるだけでなく、「それが起きるのではないか」という不安からも解放されます。
「いざとなったらどんなことも不便と考えよう」と心得ておけば、「将来こんなことが起きて絶望するのではないか」と不安に感じることもなくなるでしょう。
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