マインドフルネスを行うなら、アレは絶対にしないでください。
マインドフルネス瞑想を実施することで、感情が安定し、集中力が高まるなどの効果が得られます。
しかしやり方や解釈を誤ると、逆効果となることもあります。感情の乱れが激しくなって、「意味ないじゃん」「むしろ悪化した」「マインドフルネスはやばい、怖い」と感じる人も少なくありません。
今回はマインドフルネスを1日1〜3時間実践している投稿者が、マインドフルネス瞑想の危険性・注意点・デメリットについて解説します。
後半では、こうしたデメリットを回避する方法についてお教えします。
これを知ることで、逆効果になるのを防ぎ、安全なマインドフルネス瞑想を実践できるようになります。
加えて最後には、「マインドフルネスをやってはいけない人」についても解説します。
危険性を回避し、本当に効果のあるマインドフルネス瞑想を行いたい人は、ぜひご覧ください。
マインドフルネス瞑想と合わせて、さまざまなネガティブ感情の緩和方法を知っておけば、より人生を穏やかに生きやすくなります。
過去にアップしている「不安を1秒で解消する方法」などの記事もぜひご覧ください。
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マインドフルネス瞑想はやばい?4つの危険性
まずは、マインドフルネスに隠された4つの危険性について見ていきましょう。
マインドフルネス瞑想のやばい危険性1:集中できなくて逆効果になる
マインドフルネスは、自分の感覚や呼吸に集中することが重要です。
とはいえ、そのときの気分などによってはなかなか集中できないこともあるでしょう。
「集中しなければならないのに集中できない」という状況で余計にイライラや焦りを感じ、逆効果になってしまうかもしれません。
マインドフルネス瞑想のやばい危険性2:義務感から自己嫌悪に陥る
一般的にマインドフルネスは、習慣化することでより良い効果が出るとされています。
そのためマインドフルネスを始めたばかりの人は、「習慣化してこれから毎日やっていくぞー!」と張り切っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、忙しいと思うように行う時間が作れないかもしれません。
このとき、「頑張ろうと決めたのに今日もできなかった...」と自分を責めて落ち込むことがあります。
マインドフルネス瞑想のやばい危険性3:座りすぎで不健康になる
座って行うマインドフルネスを長時間実施した場合、おのずと座りすぎの状態になります。
座りすぎはあらゆる面で健康に悪影響を与えると聞いたことがある人も多いでしょう。
長く行えば行うほど、体に負担がかかり、不健康になってしまうというのもつらいポイントですよね。
マインドフルネス瞑想のやばい危険性4:うまくできたか不安に感じる
マインドフルネスは、できているかどうかの判断が難しいものです。
例えば自転車に乗る練習であれば、乗っている自分も他人も、「今自転車に上手に乗れている」という判断ができます。
一方でマインドフルネスは、行っている自分もそれを見ている他人も、しっかりできている・できていないと完璧にチェックすることができません。
そのため、「うまくできていないのではないか」と心配になることもあるでしょう。
「無駄なことをして時間を浪費しているのではないか」という、マインドフルネスをしていなければ生まれなかった余計な不安が生まれることにもなりかねません。
マインドフルネス瞑想のやばい危険性を回避する方法4選
マインドフルネスは、使い方によっては危険性も生まれます。
しかし適切な方法を取れば、デメリットを回避して良い効果を享受できます。
ここからは、危険性を回避する方法について解説します。
やばい危険性の回避方法1:マインドフルネスで悩みが増えた自分をも観察する
マインドフルネスを行っていると、うまくできなかったり、過去のことを思い出したりして、余計にネガティブになることがあります。
ネガティブな感情が湧いてきた時は、そんな自分をも観察しましょう。
「うまくできているか不安だと思っているな」「昔のことを考えてイライラしているな」とただ観察するのです。
別にマインドフルネスは、集中できなくてイライラしたらゲームオーバーではありません。
次々に湧いてくる感情をどんどん観察し、受け入れていけば問題ないのです。
マインドフルネス中の感情の揺れは、学習ドリルの難しい問題のようなもの。
簡単な問題ばかりを解いていても力はつきません。
「激しい感情の揺れを落ち着いて観察する」という難題に挑まなければ、大きな成長は見込めないでしょう。
つまり、感情の揺れはむしろチャンスなんです。
ネガティブな感情が湧いてきたら、「感情の観察が上手くなるチャンスだ」と捉えて、淡々とそれらを眺めてみてください。
やばい危険性の回避方法2:判断しない
マインドフルネスを行っていると、たびたび「うまくできているのかな」という不安が浮かんできます。
また、「今日はほとんどできなかったからダメだ」と自分を評価することもあるでしょう。
しかし、マインドフルネスの世界では判断しないことが強く求められます。
判断を手放し、ありのままの自分を受け入れましょう。
「また判断しちゃってる!こんなのダメだ!」と考えるのも判断です。
判断している自分を肯定も否定もせず、ただ観察しましょう。
「うまくできているのかな、と不安に思っている」「ほとんどできなかったからダメだと思っている」と、ただ見ていればOKです。
こうすれば、余計な思考のループにハマってぐるぐると考えたり、自分の思考に苦しまされたりすることがなくなります。
やばい危険性の回避方法3:体を動かすマインドフルネスも取り入れる
座るマインドフルネスを長時間実施すると、健康被害がもたらされるケースがあります。
そのため長時間にわたるマインドフルネスを行う際は、そのぶん有酸素運動などで体を動かす時間も取り入れてみてください。
また、座って行う瞑想だけがマインドフルネスではありません。
歩きながら思考を観察したり、歩いているときの足の裏の感覚に集中したりするのもマインドフルネスの1つです。
座って行うものだけでなく、立ったり歩いたりしながらできるマインドフルネスも取り入れることで、健康への悪影響を防げるでしょう。
やばい危険性の回避方法4:小さな量を積み重ねる
マインドフルネスは行えば行うほど効果が出やすいため、なるべく長い時間やろうと張り切る人も多いでしょう。
しかし最初から行う時間のハードルを上げすぎると忙しくて行えず、挫折することにもなりかねません。
また実施できたとしても、マインドフルネスの質が低くなり、「やった意味がない」という結果になることもあります。
そこでマインドフルネスを行う際は、最初から長い時間取り組もうとするのではなく、短い時間を地道に積み重ねていくことを意識しましょう。
1日だけ10時間やっても、その後一切やらないのでは意味がないでしょう。
それであれば、1日5分を1ヵ月続けたほうがよっぽど意味があります。
最初から高すぎるハードルを用意せず、自分に甘くなりましょう。
「最低でも1日1分はやろう。それでもまだやれそうだったら、5分ずつ伸ばしていこう」といった感じでいいのです。
自分に甘くすることで挫折することを防ぎ、長期的な継続が可能となります。
意志の力に頼らず、マインドフルネスなどの物事を継続させたい人は、「楽に努力する方法」の記事もぜひご覧ください。
マインドフルネス瞑想をやってはいけない人がいるって本当?
マインドフルネスをやってはいけない人もいると聞いて、不安になっている方がいるかもしれません。
やってはいけない人の代表例として、メンタル関連の病気を抱えている一部の人が挙げられます。
重度のうつ病やPTSDを抱えている人など、一部の方に関しては、マインドフルネスを行ったことで症状が悪化したケースが見られています。
とはいえ、「うつ病の人=絶対にマインドフルネスを行ってはいけない」という意味では決してありません。
むしろマインドフルネスは、メンタル疾患を改善する上でも有効に役立つとされています。
それでも一部の人には合わない可能性があるため、病気を抱えていて不安がある人は主治医に相談してみることをおすすめします。
まとめ
マインドフルネスは、やり方や解釈を間違えると、むしろ逆効果となります。
しかしそれを知った上で適切な対処を行えば、マインドフルネスはあなたの心を大いに支えてくれるでしょう。
今回の内容を参考に、ぜひマインドフルネスを実践してみてくださいね。
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