理解力が無い人は、絶対にアレが不足しています。
「何度同じことを言わせるの?」そう言われた。
本の内容が、何度読んでも頭に入ってこない。
そんな経験はありませんか?
こちらは懸命に理解しようとしているのに、なかなか理解できなかったり、理解力がないことを指摘されたりすると辛いですよね。
理解力がないと、仕事や勉強の進行を遅らせてしまったり、周りから怒られたりと、ろくなことがありません。
今回は、理解力がない人の特徴と改善方法について解説します。
また最後には、理解力がない人がやってはいけない行為もお話しします。
あなたがよかれと思ってやっているその行動、実は逆効果かもしれません。
続けると、余計に理解を遅らせて辛い思いをする原因となってしまいます。
記事を読むことで、仕事を難なくこなし、学びたいことをスムーズに学べ、日々の質が向上するでしょう。
理解力がなくて仕事をするのが辛い人は、「仕事行きたくないと思ったときに読む記事」も、ぜひご覧ください。
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理解力がない人の特徴4選
まずは、理解力がない人の特徴を見ていきます。
自分に当てはまっているものがいくつあるか、チェックしてみてください。
理解力がない人の特徴1:わからないことを人に聞かない
自分で理解力がないと感じている人は、わからないことがあっても、人に聞けないタイプではないでしょうか?
「相手に時間を割かせてしまうのが申し訳ない」と辛い気持ちになるのもわかります。
しかし、わからないまま話を進めてしまえば、後々さらにわからないことが増えていきます。
数字という概念が理解できていない子どもに足し算を教えたら、理解できるどころかどんどん混乱していきますよね。
仕事でわからないことがどんどん増えて、聞かざるを得ない状況になれば、最初の頃よりも聞く量が増え、余計に相手の時間を奪ってしまうことになります。
わからないことは、わからないと思った時点で尋ねましょう。
とはいっても、「嫌われるのではないか」と思うとなかなか尋ねられない気持ちはわかります。
他人の目が気になって質問できない人は、「他人の目を気にしない方法」の記事もぜひご覧ください。
理解力がない人の特徴2:人の話を理解する余裕がない
人の話を理解できない人は、理解力が根本的に足りていないのではなく、人の話を理解する余裕が不足しているだけかもしれません。
理解力を発揮できる状況にない、ということです。
あなたが崖から転落しそうになって、片手の力だけで支えている状況を想像してみてください。
その状態で崖の上からいきなり「今から数学的帰納法について説明するね!」と言われたら、とても理解できるとは思えませんよね。
このように、精神的に辛い思いをしており、余裕がないと理解力が余計に低下します。
例えば仕事の場合、忙しすぎる・緊張しているという状況では十分にパフォーマンスを発揮できません。
この場合あなたが解決すべきものごとは、理解力を上げることではなく、どうすれば忙しくなくなるか、緊張が和らぐかです。
自分の精神的余裕を失わせている原因を考え、本当にあなたが解決すべきことを探ってみましょう。
理解力がない人の特徴3:知識量が不足している
話の内容が理解できない場合、前提知識が不足している可能性が高いでしょう。
人間は話をするとき、自分の詳しい分野については、ある程度相手に事前知識があるものだと思って話すことがあります。
たとえばWebデザインの仕事をしていると、「marginは20pxに指定して」という指示を出されることがあります。
とはいえいきなり言われても、Webデザインを知らない人からしたらなにを言ってるかわからないですよね。
Webデザインの知識があれば、「物体の外側の余白を20px空ける」という意味だと理解できます。
相手の話が理解できないと思ったときは、知識量が不足している可能性を考慮し、事前知識をあらかじめ頭に入れてから会話することで改善可能です。
なお、未経験の仕事を始めたばかりのときなど、どうしても知識量が不足していて仕方のない状況は誰にでもあります。
この場合は調べても追いつかないことがあるため、遠慮なく会話の相手に尋ねても良いでしょう。
理解力がない人の特徴4:自分の言葉で説明ができない
理解力がない人は、言われた内容を一言一句違わずそのまま頭やメモの上に記録しているだけで、理解そのものができていない傾向にあります。
1ミリも読めないドイツ語の教科書を開いて、最初の文章をそのままノートに書いたからといって、その内容を理解しているとは言えませんよね。
学んだ事柄をしっかりと理解したい人は、自分の言葉で説明してみましょう。
学んだことを、誰かに教えてみてください。
誰かに教えるためには、学んだことを自分の解釈で噛み砕く必要があります。
これは丸暗記しただけではできません。
自分の言葉で説明できるようになって、初めてその事柄を理解したといえます。
理解力がない人がやってはいけないこと3選
ここからは、理解力がないと感じている人が絶対にやってはいけない3つの行為について解説します。
理解力がない人のNG行為1:すぐに理解できたと思い込む
理解力がない人は、すぐにその物事を理解したと思ってしまいやすい傾向にあります。
相手の指示を6割くらいしか聞いていないのに「あぁそういうことね」と理解したつもりになっているケースです。
まだ全部聞いていないのに理解したつもりになると、「残りの話は聞かなくていい」と脳が判断し、すべての内容が頭に入らなくなります。
その結果大切なことを聞き逃し、仕事上でミスや不明点が出てきて辛い思いをするのです。
最後まで人の話を聞かない人は、理解できたと思っても、あえて最後まで集中して聞くようにしてみてください。
理解力がない人のNG行為2:頭で覚えようとする
頭だけで覚えようとすると、古いものや難しい内容からどんどん抜け落ちていきます。
理解力を必要とする場面では、必ずメモを取ることで理解しにくさが改善されるでしょう。
その人の頭の良さに関係なく、人間の記憶力とはあてにならないものです。
メモをとることで、記憶力頼りにせず、覚えるべきことを確実に記録できます。
また疑問点をその場でメモすることで、後でまとめて調べたり、聞いたりすることもできるでしょう。
文字を書くという行為によって、覚えやすさも向上します。
また、メモをとっているという姿勢を見せるだけでも、周りにやる気があるアピールができます。
仕事における上司からの指示などはメモをとっている人も多いかと思いますが、本や資料を読んでいるときもぜひメモを取ってみてください。
「本や資料は何回も読み返せるからいいじゃん」と思うでしょう。
しかし、元の文面では理解しにくいポイントも多々あります。
わかりにくいと思ったところを、自分の言葉で噛み砕いてメモに書き写すことで、しっかりと理解できるようになるのです。
理解力がない人のNG行為3:疑問が出てくる=理解力がないと思っている
人の話を聞いていて、「これってどういう意味だろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
疑問が出てくると、「自分って全然理解できてないんだな...」と辛い気持ちになって自己嫌悪に陥るかもしれません。
しかし、自己嫌悪する必要は全くないと気づいてください。
なぜなら、疑問が出てくることこそ理解していることのサインであるためです。
あなたは本当に理解していない事柄に対し、疑問が浮かぶでしょうか?
たとえばあなたが、「アイスって賞味期限がないんだよ」という話をされたとします。
するとあなたの頭の中には、「なんでアイスって賞味期限がないの?」という疑問が浮かぶかもしれません。
このときあなたは、「アイス」「賞味期限」という概念について理解していることになります。
アイスや賞味期限というものを知らなければ、こんな疑問は絶対に浮かんできませんよね。
また「アイスって賞味期限がないんだよ」という言葉を日本語ではなく、ドイツ語で言われたらどうでしょうか。
「この人なんか言ってるなー」としか思わず、先ほどのような疑問は絶対に出てこないでしょう。
このように相手の言葉に対して疑問が出てきたということは、ある程度相手の話を理解しているということです。
まったく理解していない状態からは進歩しているため、安心してください。
疑問が出てきたとき、「理解できていないのでは」と考えると、その焦りから相手の話が入ってこなくなって余計に理解できなくなります。
「自分はある程度この話を理解できているんだな」と自覚し、わからない点については遠慮なく質問しましょう。
まとめ
理解力がない人も、ちょっとした工夫を行うことで改善しやすくなります。
今回の内容を参考に、ぜひ明日から理解力を高める習慣を身に付けてみてくださいね。
なお、場合によっては発達障害や病気を抱えているケースも考えられます。
この場合、本人の努力量は理解力の低さに一切関係ありません。
適切な治療を受けることで改善される可能性があるため、どうしても治らず辛い思いをしている方は、一度医師の診断を受けてみることをおすすめします。
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