無視された時、アレをするのだけは絶対NGです。
今回は、無視する人の心理や対処法について解説します。職場などに無視をする人がいると、面倒に感じますよね。こういう時は、適切な対処を行う必要があります。
対応を誤ると、余計に面倒なことになったり、傷ついたりする可能性もあります。逆に正しい「無視する人の対処法」を知り、実践することで、今よりずっと楽になれます。
対処法を学べば、無視するあの人に会うのが明日から楽しみになるでしょう。
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無視する人の心理
突然相手から無視されると、「なんで?」と困惑してしまいますよね。
まずは、無視をする相手の様々な心理について見ていきましょう。
無視する人の心理1:相手を嫌っている
無視することで、嫌いであることをアピールしているケースです。
「苦手な人とも折り合いをつけてある程度うまくやっていく」ということがまだできない人は、無視という行動に出ます。
無視する人の心理2:自分の苦しみをアピールしている
人は無視されると、「何かあったのかな?」「何か気に障ることをしたかな」と気になるものです。それを利用して、「何かあったの?」と聞いてもらうためにわざと無視しているケースもあるでしょう。
特に、自分の意思をうまく伝えるのが苦手な人に見られやすいパターンです。
無視する人の心理3:見下している
相手のことを自分より地位が低い人間だと思い、軽んじた態度をとっているケースです。
「舐めている相手と話すまでもない」と思って無視をしている場合もあれば、「舐めるな」という思いから「自分の方が強いアピール」をするために無視するケースもあるでしょう。
無視する人への対処法
無視をされた時対応を誤ると、余計にあなたが苦しんだり、状況が悪化したりする可能性があります。
ここからは、正しい対処法や対応方法について学んでいきましょう。
対処法・対応方法1:仕返しはせずスルーする
無視をされると、腹が立って何か仕返ししてやりたいと思うかもしれません。しかし、相手に攻撃はしないでください。
正確には「攻撃をしないで」ではなく、「攻撃をする必要はない」といえるでしょう。
なぜなら理不尽な理由で無視をするような人は、あなたが何かしなくてもすでに苦しんでいるケースが多いからです。
たとえば、「相手を見下している」という理由で無視する人のケースを見てみましょう。
人を見下す人は、そもそもなぜ人を見下すのでしょうか?
それは、「誰かを見下さなければ自分が最底辺になるのではないか」と恐れているからです。
人を見下す人は、常に周囲における自分の地位を気にしています。そして、「自分が一番下ではないか」といつも不安に思っています。
そのため周りにいる人を「自分より下である」と思い込み、無視という態度に出すことで、「この人よりは上なはずだ」と考えて安心しているんです。
「実は自分はダメな人間なのではないか」「いつか最底辺になるのではないか」と怯えているから、常に人を見下し続けているんですね。
逆に自分に自信があったり、自分の地位を気にせず気楽に生きていたりする人は、人を見下しません。そんなことしなくても十分ハッピーだからです。
あなたを見下すのは、誰かを見下さないと苦しくて耐えられない人だけです。
自分より下がいないと安心できない人の心理については、「悪口を言う人の心理と末路」について解説した過去の動画でも詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。
そもそも「正当な理由なく人を無視する」という行動をとるのは、本来とても幼稚です。人を無視しなければやっていけない人は社会に溶け込むのが難しく、その性質を持っている時点でかなり苦労していると言えます。
であれば、あなたが改めて仕返しをする必要はありません。無視された時は、「この人はずっと苦しんでいるのだなぁ」とむしろ哀れみの優しい気持ちを向けてあげるのが良いでしょう。
対処法・対応方法2:自分のことは責めない
無視をされた時、人によっては「自分が何か悪いことをしてしまったのかもしれない」と自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。しかし、自分を責める必要は全くないと知ってください。
仮にあなたの行動によって相手があなたを嫌い、無視していたとしても、あなたが自分を責める必要はありません。
なぜなら、好き嫌いや善悪というのは絶対的なものではないためです。
「あの日の話し合いでしつこく意見されてイライラしたから」という理由で無視されたとしましょう。この場合、「意見を言い過ぎるのは良くないんだな...」と自己嫌悪するのは無意味です。
なぜならこの世には、「しつこく意見されるとめんどくさい」と思う人もいれば、同じ数だけ「思ったことはどんどん言ってほしい」と思う人もいるからです。
そしてもちろん、どちらが絶対的な善でどちらが悪ということはありません。
であれば、嫌われたからといって自分を責める必要はないのです。
どんな行動や人を善い悪い・好き嫌いと判断するかは、その人の育ちなどによって変わります。「あの人があなたを無視した」というイベントによって判明するのは、「あなたが悪い人である」という事実ではなく、無視をした側が抱えるコンプレックスだけです。
つまりあなたが自分のことを責める必要など全くないのです。
この内容については、悪口の対処法についての過去動画でも詳しく解説しています。
対処法・対応方法3:話をするのは最低限にする
しつこく無視をされる場合、別に今の状況を改善する必要はありません。改善しようとしても、相手が頑固だとなかなかうまくいかず、余計にストレスがかかることになるためです。
「でも同じ環境にいる以上、ある程度仲良くしておかないとダメでしょ」
そう思った方もいるかもしれません。しかし近くにいるからといって、周りの人全員と仲良くする必要はないのです。
先ほどの通り、人の好き嫌いは育ってきた環境などによって変わります。そのためあなたがいい人か悪い人かに関係なく、あなたを嫌う人は一定数います。それはどんな人間でも仕方のないことです。
であれば、今の環境にも仲良くできない人がいるのは当たり前のこと。この人とは縁がなかったのだな、と理解してスルーするのがベストです。
学校や職場の人間関係に悩んでいる人は、人間関係のストレスが楽になる考え方について解説した過去の動画もぜひご覧ください。
対処法・対応方法4:無視し返さない
無視してくる人と話をするのは、最低限にとどめるのがベスト。とはいえ、こちらも過度に無視をするのはNGです。なぜならこちらも無視し返すと、周囲から同じ穴のむじなであると感じられるためです。
挨拶が必要な場では挨拶をするなど、最低限のコミュニケーションはしましょう。あなたが第三者である2人のやり取りを見ている時、片方が挨拶してもう片方が挨拶しなかったら、どちらの印象が悪く感じるでしょうか。もちろん、挨拶しなかったほうですよね。
あなたは挨拶したのに相手はしない、という状況を回りが認識することで、「非があるのは相手のほうなのだ」と判断してくれます。その結果、周りが相談に乗ってくれやすくなるなど、周囲の状況があなたに有利な方向へ働きます。
逆にこちらも相手と同じような態度を取ると、どっちもどっちだと感じられ、周りが助けてくれる機会も失ってしまうことになります。幼稚な相手と同じ土俵に立たず、あなたは大人らしい冷静な対応をしましょう。
対処法・対応方法5:周りの人に相談する
先ほどの通り、無視をする人がいるのであれば話しかけるのは最低限にとどめスルーするのが良いでしょう。とはいえ仕事などの場合、無視をされるとうまく業務を進行できないケースもあり、不便です。
また、関わりたくなくても関わらねばならない人の場合、無視をされ続けると精神的にストレスがかかります。
無視をされて不便なことになるのであれば、周りの人に相談しましょう。過度な職場での無視はパワハラになるため、上司なども真摯に向き合ってくれるはずです。
相談する時は、感情的にならず事実だけを伝えるとスマートです。無視をされていて業務が進行できない、無視されている理由がわからない、といった事実のみを淡々と伝えましょう。
まとめ
今回は、無視をする人の心理と対処法について解説しました。
無視をされた際に一番やってはいけないことは、過度に自分を責めることです。相手が無視をする心理は様々ですが、いずれもあなたが反省する必要はありません。
相手があなたのことを嫌って無視していたとしても、嫌いになる原因はその人のコンプレックスなどにあるため、あなたは何も悪くありません。
過度に自己嫌悪したり相手から好かれようと頑張ったりすると、さらに苦しむことにつながります。最低限のコミュニケーションだけとって、あとは適当にスルーしましょう。
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