怒っている人は全員〇〇だと思ってください。
誹謗中傷やクレーム、家族や上司からの怒りを受けると、苛立ちやショックを覚えますよね。怒られると辛い気持ちになりますから、怒られたくないと感じる人は少なくないはずです。
しかし人の心に生じる怒りという感情の仕組みを知れば、怒られてもへっちゃらになれます。
怒りは獰猛な怪物のように恐い感情に見えますが、実は赤ちゃんみたいにキュートなものなんです。
今回は、他人から怒られても傷つかなくなる方法について解説します。
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怒りは二次感情
まず知っておいて欲しいのが、怒りは二次感情であるということ。
人間は何か見たり言われたりした際、突然怒りが湧き上がると思っていますが、本当は怒りの前に悲しみや不安などの一次感情が湧いているのです。
たとえば馬鹿にされて怒ったとき、その人の中には怒りよりも先に、
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「大切な自分のことを傷つけられた」という悲しみ
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「馬鹿にされたということは、自分には価値がないのではないか」という不安
が湧いています。
でも、自分に価値がないなんて認めたくないですよね。
だからそれを否定したくて、自分を守るために「お前を間違っている」と相手に言う形で怒りさんが戦ってくれるんです。
怒りは繊細な自分を守るために、あとから湧く感情なんです。
でも一次感情が湧いてから怒りが湧くまでのスピードが速すぎて、怒ってる人も周りも普通は一次感情に気づけません。
怒りは優しい感情
つまり怒っている人は、誰もが心の中に「悲しいよ」「怖いよ」といった感情を抱えた赤ちゃんであるということ。
そして怒りは、そんな繊細な人間の心を守るために戦ってくれている優しい感情なのです。
相手の言葉を通訳しよう
悲しんだり怖がったりしている赤ちゃんを責める人は誰もいませんよね。
であれば、相手が本当は繊細な赤ちゃんであることに気づけば良いのです。
そこで怒っている人を見たら、相手が感じた一次感情を、心の中で赤ちゃん言葉で通訳してあげましょう。
仕事が遅いと部下に怒る上司は、「僕は部下の仕事が遅いことで自分の上司に怒られるのが不安バブ…」と言っているのです。
接客態度にクレームを入れるお客さんは、「僕は店員さんに舐められてるんじゃないかと不安バブ…」「人に舐められたら自分の価値がなくなるんじゃないかと不安バブ…」と泣いているのです。
誰もが繊細な赤ちゃん
本当に心の強い人間は、他人を攻撃して自分を守る必要がないため怒りません。誰もが繊細な心を抱え、その心を守ろうと必死に戦っている弱い生き物なんです。
それを知れば、もう怒っている人に苛立ったり、傷ついたりすることはないでしょう。
彼らはみな、おもちゃ売り場で駄々をこねるかわいい赤ちゃんと変わらないのですから。
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