サティコ | メンタルを幸せにする心理学

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怒り・イライラを抑える方法TOP3

怒り・イライラを抑える方法TOP3

怒りVS恐怖VSダークライ──────

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仕事や学校、家事...。
日々の生活のあらゆるところには、つい怒りが湧いてしまう場面が多々存在します。

怒りが湧くと、目の前のことに手がつかなくなったり、自己嫌悪に陥ったりして、ろくなことがありませんよね。

そこでこの記事では、怒りやイライラを抑える方法をランキング形式で解説します。特に1位は、怒りだけでなくさまざまな感情をコントロールする上で活用できる方法です。

記事を読むことで、次にイライラした際、すぐにその怒りを抑えられるようになるでしょう。

怒りやイライラの少ない日々を手に入れたい人は、ぜひご覧ください。

 

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怒りを抑える方法【第3位】違う方向性の恐怖をぶつける

最初の方法は、怒りに恐怖を激突させ、1つのフィールド上で戦わせる方法です。
抱えてるイライラとは全然違う方向性の不安や恐怖で自分を煽って、その恐怖とイライラをバトらせればいいんです。
意味がわかりませんね。具体的に解説します。

例えば、友達に何か言われたことをふと思い出してイライラしたとしましょう。
そしたらすかさずGoogleで「怖い画像」と検索して、自分の恐怖心を煽る。これだけです。

方向性が全く違う場合、イライラと恐怖は両立できません。
そして大体の場合、よほど大きなイライラでなければ恐怖が勝利します。

友達に小言を言われたことでイライラしていても、
突然橋の上に連れてこられて、バンジージャンプしろと言われたらその怒りは消え去りますよね。

「人間は恐怖に弱い」という心理を逆手にとって自分を脅かし、怒りを鎮めるんです。

注意点

この方法を試すときには1点注意すべきことがあります。
それは、絶対に怒りと同じ方向性の恐怖をぶつけないこと。

例えば、自分のやっているビジネスがうまくいかず、思うように稼ぎが伸びなくてイライラしているとしましょう。
このとき、「老後は何円貯めていないとヤバい!」といった不安を煽るYouTube動画を見るのは逆効果です。

なぜなら怒りというのは、もともと不安から生まれる感情であるからです。

怒りは突然生まれる感情ではありません。
必ずその前に不安や悲しみといった感情があり、それがきっかけで怒りが生まれます。

これについては、怒られたとき傷つかなくなる方法を解説した過去の記事でも触れています。

satisatinow.hatenablog.com

怒りが湧いているということは、その方向性に対する不安も強く感じているということ。
同じ方向性の不安を煽ると、余計に病んでしまうことにつながりかねないのです。

ということでおすすめの恐怖の煽り方は、ホラー映画などフィクションの怖いものを見ること。
フィクションはいい意味で現実から遠い存在であり、現実的な怒りから目を逸らさせてくれるからです。
たとえ恐怖をぶつけても怒りが消えない場合、その怒りはかなり強いということになります。
そのときはより自分が恐怖を感じるものを見ましょう。
どちらのほうが強いのが戦わせているうちに、そういうアクションゲームをやっているみたいで楽しくなってきます。

 

怒りを抑える方法【第2位】怒って得か考える

イライラしたときは、「怒ったほうが自分にとって得なのか」を考えてみてください。
実のところ損得で考えると、怒ることにメリットがあるシーンはあまり多くありません。

怒ることで周りから滑稽に思われたり、苦手意識を持たれたりします。
たとえその怒りを誰かにぶつけなかったとしても、自分がイライラすることで、どんどん自分が苦しい思いをすることになりますよね。

あなたがデスノート所有者であれば、自分が怒りを感じて「削除しなきゃ」と感じた時点で相手に罰を与えられます。
でも、おそらくあなたはキラではないですよね。キラだったらすみません。

そのため怒るという行為をしても、相手に何の危害も加えられません。
物理的に危害を加えれば、逮捕されて自分が困ります。
何の解決にもならず、自分が苦しむだけであると考えれば、だんだん冷静になっていくでしょう。

怒りの鎮め方として、「誰もが弱い人間なのだから、怒らず相手を許してあげましょう」という考え方があります。
この考えは大切ですが、本当に怒っているときは「相手のことなんか知るかー!」と感じてしまいますよね。

相手のことを絶対に許せない状態で、「相手を許してあげなきゃ」「相手のために優しくしなきゃ」と思うと、どんどんイライラしてきます。

そんな時は、あえて自己中心的になるんです。
怒りを鎮めるのは相手のためではなく、自分のため。
自分が損をしないために、得をするために怒らない。
そう思えば、怒りを鎮めることへの抵抗感がなくなっていくでしょう。

怒りを抑える方法【第1位】自分の心臓の音を聞く

これは今までで最もシンプルかつ、すぐにできる方法です。
いつどこにいても、誰にでもできるのに、何よりも効果的な方法です。

苛立ったときは、すぐに自分の心臓の音に注目してください。
心臓は今、どのくらいの速さで動いているかをチェックするのです。
別に心臓をゆっくりにしようと努力したり、早くなっているからといって焦ったりする必要はありません。
ただ、どうなっているかを確認すればいいんです。

怒りを感じている時、人間の心臓は速くなります。なので、「おお〜本当に速くなってる〜」とだけ気づいてください。

「こんなことをして何の意味があるのか」と思った人も多いでしょう。
しかしこれ、かなり有効な怒りの抑え方なんです。

自分の心臓の速さをチェックすることで怒りが収まる理由は、2つあります。

1つ目は、怒りの根源である相手に注意が向かなくなるためです。
怒りというのは、湧いた瞬間だけのものではなく、考えれば考えるほどに増幅していきます。

相手の発言に苛立った場合、
「そういえばあの時も同じようなこと言ってきたよね?」「いつもそんなこと考えてるわけ?」といろいろ考えるほどどんどんイライラしてくるんです。

怒りという感情の黒幕は、最初に感じた怒りそのものではなく、その後次々に生まれてくる連続した思考だったんです。

つまり少しでも怒りの量を減らしたいのであれば、その後ズルズル考えるのをやめるということが大切。
そこで役立つのが、心臓の速さを確認することなんです。

自分の心臓の速さを確認することに全意識を集中している間は、他のことを考えられなくなります。
そのため、
「相手のどんなところに苛立つか」「過去にどんなことがあったか」
といったことを考える暇がなくなります。
最初に燃料を投下された分しか苛立たなくなり、さらに自分で油を注いでしまうことがなくなるんです。

2つ目は、自分を客観視できるから。
怒っている時というのは、文字通り怒りに飲まれている状態です。
怒りの炎と一体化して、自分自身も燃えて苦しんでいるんです。

こんな時は怒りの炎から一歩離れて、「おぉ〜燃えてんな〜」と他人事のように眺めるのが一番です。

怒っている時に心臓が早くなるのは、まさに怒りの炎が燃え盛っている状態と同じです。
激しい心臓の動きに飲まれることで、その心臓と一緒に怒り続けることになってしまいます。
そこから離れて心臓が早くなっているのを観察すれば、
あなたは「怒っている自分」から「怒っている自分を見ている人」に変われます。
「おぉ〜怒ってんな〜」と眺めることで、客観視できるようになれるんです。

客観視という方法は最強です。
例えばホラー映画を見ているときなど、自分が怖がっている時は本気で怖いと感じていますよね。
でもドッキリなどで芸能人が焦ったり怖がったりしている姿は、滑稽に感じます。
芸能人と一緒に「怖い」と感じることはあまりないでしょう。

だからこそ自分のこともドッキリにかかった芸能人のように、
「超怒ってるじゃん笑」と眺めていればいいのです。
この内容に関しては、自己肯定感について解説した記事でも詳しく触れています。

satisatinow.hatenablog.com

 

まとめ

今回は、湧き上がった怒りを瞬時に鎮める方法について解説しました。

よく、「こんなことで怒っちゃダメだ!」と自分を責めてしまう人もいるでしょう。
しかし、どんなに小さなことやくだらないことに見えても、怒りを感じている時点で本人にとっては大きな問題なんです。
そのため、「どんなことに怒っているか」は考えても仕方がありません。

また、「大切な人の命を奪われた」などのように、
とても「こんなこと」とはいえないような大きな事態に発展した場合はどうしようもなくなりますよね。

怒りは、怒りの原因について考えないことが何よりも大切です。
どんなところにイライラするのかを考えれば考えるほど、どんどん増幅していきます。

逆に言えば、最初に怒りを感じた時点で、次の燃料を投下しなければすぐに消えてしまうんです。

恐怖という他の強い感情をぶつけたり、心臓の音を聞いて気をそらしたりする形で、追加の燃料を投下する動きを防止しましょう。

最初の「怒りを感じる」というシチュエーションは、事故のように偶然出会ってしまうもの。避けるのは困難です。
しかし、その後に怒りを増幅させないようにするのは、自分の努力でどうにかなるんです。

怒りを増幅させない訓練を何度もやっていれば、どんどん慣れてきて、どんどん上手くなっていきます。
イライラすることがあったら、「これは怒りを増幅させないトレーニングになるぞ」と喜んで、今回の方法を実践してみてください。

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