上司が怒っている相手は、あなたではなく○○です。
「仕事のミスで怒られると萎縮してしまう…」
「怒られすぎてもう仕事辞めたい...」
そのような悩みを抱えていませんか?
職場の上司などから強く説教をされると、つい萎縮してうまく話せなくなったり、心に深い傷を負ったりしてしまいますよね。
しかし相手に萎縮しすぎると、恐怖心から仕事のミスが増えることで、また怒られるという悪循環にもなりかねません。
そこで今回は、怒られた時に萎縮しなくなる方法について解説します。
記事を読むことで、もう二度と相手の言葉に萎縮することはなくなるでしょう。
最後には、怒られて萎縮してしまう人が陥りやすい最も大きな注意点についても解説しています。
これを知らずにいると、怒られるたびにどんどん心を病んでしまうことにもなりかねません。
次に怒られる前に、ぜひ知っておいてください。
怒られるのが怖い人は、「怒られた時の対処法」の記事もぜひご覧ください。
また、「きつい言い方をする人の心理と対処法」についての記事もおすすめです。
- 萎縮しない方法1:相手はあなたそのものには怒ってないと気づく
- 萎縮しない方法2:相手の話を真面目に聞かない
- 萎縮しない方法3:相手はうさぎさんだと知る
- 萎縮しない方法4:相手のコンディションが悪いケースも考慮する
- 萎縮しない方法5:「相手はあなたではなく、過去に怒っている」と気づく
- 萎縮しない方法6:【要注意】自分が必ず悪いとは思わない
- まとめ
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萎縮しない方法1:相手はあなたそのものには怒ってないと気づく
相手に怒られると、自分を否定された気持ちになって、悲しみやショックを覚えますよね。
しかし、そんなあなたに知っておいてほしいことがあります。
それは、「相手はあなた自身ではなく、あなたの行動に怒っている」ということです。
宿題を忘れた生徒に怒る先生はその生徒に怒っているのではなく、宿題を忘れたという「行為」に怒っています。
つまり、あなた自身の存在を否定しているわけでは決してありません。
「自分の存在が否定された」と思うと、ショックが大きくなり、余計に萎縮してしまうものです。
「自分の行動」という、自分そのものとはある意味独立した存在に怒っていると理解することで、ショックな気持ちを半減させられるでしょう。
萎縮しない方法2:相手の話を真面目に聞かない
相手の言葉に萎縮しやすい人は、真面目で誠実な傾向にあります。
誠実だからこそ、説教されたときに「話をきちんと聞かなきゃ」「しっかりと受け止めなきゃ」と考えてしまいます。
しかし真面目すぎると、必要以上に相手の言葉を重く受け止めて傷つきやすくなります。
これからあなたは、もう少し不真面目になってOKです。
心配しないでください。この世にいる人は、結構みんな不真面目です。
表面上では相手の言葉を真摯に受け止めている顔をしていても、頭の中では今日の夕飯のことを考えています。
だからあなたも、もっと適当になって問題ありません。
相手に叱られても、その言葉を軽く受け止めていいんです。
「いやいや、仕事で怒られたんだったらしっかり受け止めなきゃだめでしょ!」そう思われたかもしれません。
確かに相手の言葉をしっかり受け止めることは大切です。
しかし、その結果萎縮してしまうのであれば意味がありません。
萎縮した結果、仕事のクオリティに悪い影響が出れば本末転倒ですよね。
重く受け止めることで悪影響が生じるのであれば、あえてもっとだらしなくなったほうがいいんです。
現時点で真面目な人なら、ちょっと気を抜いたくらいではいきなりとんでもない不良になったりはしません。
「説教を真面目に受けなければならない」という固定観念を捨て、相手の言葉を適当に聞きましょう。
深刻に聞かなければ、ショックで頭が回らなくなることもなくなります。
すると「この人はそうしてほしいんだ。じゃあ次回からはそうしよう」と冷静に受け取れるようになり、仕事もスマートに進めていけるようになります。
萎縮しない方法3:相手はうさぎさんだと知る
上司や先輩から威圧的な説教を受けている時、あなたは相手が恐ろしい怪物に見えているかもしれません。
しかし、この世に怪物はいません。
一緒に働いている人は、みんな同じ人間です。
なんならあとで解説する通り、うさぎさんでもあります。
相手が怪物だと思うと、余計に怖くなってしまうものです。
相手も自分と同じ、喜怒哀楽を持った存在であることに気づきましょう。
「怒られた時の対処法」の記事でも解説しましたが、怒っている人は、その裏に悲しみや恐怖を抱えています。
怒りの感情は他の感情が生まれたあとに発生する感情であるため、怒りだけが単独で発生することはありえないのです。
怒りの感情のメカニズムについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
つまり相手が怒りながら説教をしてきたとき、相手もまたその心に悲しみや恐怖を抱えているということです。
例えば上司に怒られた場合、「部下のミスによって、自分が自分の上司に怒られるのが怖い」という気持ちを抱えているかもしれません。
また、「部下に成長してほしいのに思った通りに成長してくれない…」という悲しみを抱えているケースもあるでしょう。
どれだけ怒っている相手が怖く見えても、その中に抱えているのは弱々しくけなげな感情です。
そう思えば、相手に対する恐怖も薄れ、萎縮しなくなるのではないでしょうか。
相手も同じ人間です。
むしろ怒りやすい人はその分悲しみや恐怖を抱きやすいということですから、あなたよりも弱々しく愛らしいうさぎさんです。
相手が自分と同じく傷ついたり悲しんだりする存在だとわかることで、相手に歩み寄りやすくなり、円滑なコミュニケーションが取れるようになります。
萎縮しない方法4:相手のコンディションが悪いケースも考慮する
相手が強く怒っていると、「ここまで強く怒られるってことは、相当ひどいことしちゃったんだな...」とショックを受けて萎縮するかもしれません。
しかし、相手の怒りの度合いは必ずしもあなたがしたことの大きさには比例しません。
なぜなら、相手も機嫌が良くなったり悪くなったりする人間であるためです。
強く怒られた場合、相手のコンディションが悪かったのかもしれません。
イライラしていたり、体調があまり良くなかったりする可能性もあります。
それであれば、あなたには関係のないことです。
「調子悪いからこんなに怒ってるんだな」と考え、適当にスルーしましょう。
もし相手のコンディションが悪くなかったとしても、「自分が悪いわけではない可能性がある」と考えることで、受けるショックを半減できます。
萎縮しない方法5:「相手はあなたではなく、過去に怒っている」と気づく
先ほどの通り、相手の怒りの大きさと、あなたが犯したミスの度合いは比例しません。
それを裏付ける理由の2つ目として、「相手は、過去にあった出来事に怒っている可能性がある」というものが挙げられます。
例えば、遅刻をしてものすごく怒られたとしましょう。
この時あなたは「遅刻したんだから、これだけ怒られても当然だよね...」と思うかもしれません。
しかし、上司の中には遅刻に全然怒らない人もいれば、ものすごく怒る人もいます。
つまり、「遅刻した場合は必ずこのくらい怒られる」という指標は存在しないんです。
時間にルーズな上司は、部下の遅刻にも寛容かもしれません。
対して部下の遅刻によって大きな損害が発生したことのある上司は、部下の遅刻に厳しくなりやすいでしょう。
この上司が過去に経験した、「部下の遅刻で大きな損害が発生した」というエピソードは、あなたには全く関係がありません。
「上司は過去の経験がきっかけで、遅刻に厳しくなった」。
事実はそれだけです。
確かに遅刻はしないほうがいいですが、遅刻をした結果すごい剣幕で怒られたとしても、その怒りの大きさの分だけ過度に落ち込む必要はありません。
部下の遅刻にトラウマがある上司があなたに怒っているとき、上司が怒っている相手は「あなた」ではなく、「過去のエピソード」です。
もちろんあなたは、相手の過去のエピソードの責任まで負う必要はありません。
そう考えれば、過度に萎縮して落ち込むこともなくなるのではないでしょうか。
萎縮しない方法6:【要注意】自分が必ず悪いとは思わない
最後に、怒られたとき一番意識してほしいことがあります。
それは怒られたからといって、自分が悪いとは思わないでほしいということです。
相手に怒られて萎縮しやすい人は、優しくて責任感が強いため、「自分が必ず全部悪いのだ」と思ってしまいがちです。
しかし、そこまで過度に自分を責める必要はありません。
なぜなら先ほどの通り、相手を怒らせているのはあなたという存在だけではないためです。
相手の体調の悪さや、あなたのミスによって思い出された過去のエピソード、さらにはあなたに対して相手が勝手に抱いていた期待など、様々なものによって相手は怒っています。
それらを仮に全て取り除ければ、相手は大して怒らないでしょう。
相手が心の中に抱いている感情や経験の全責任を、あなたが背負う必要はありません。
相手があなたに期待していたとしても、あなたがそれに答える義務はないんです。
「ちょっと冷たくない!?」と思われたかもしれません。
でも、全てを背負うことであなたが苦しむくらいなら、もっと無責任になっていいんです。
あなたが過度に責任を感じたことで心を病んでも、相手は責任を取ってくれません。
萎縮しやすい人は繊細で優しい心の持ち主ですが、だからこそ、これからはもっと自分のために生きてください。
まとめ
今回は、萎縮してしまう人に試してほしい「萎縮しない方法」について解説しました。
相手はあなた自身の存在ではなく、個人的な記憶や体調の悪さなど様々なものに怒っています。
あなたが過度に責任を感じる必要はありません。もっと軽く流して大丈夫です。
マスクの下で変顔でもしながら適当に聞きましょう。
むしろそのほうが、ショックで動転することもなく冷静に相手の話を聞けて、次回に生かしやすくなりますよ。
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