100件のいいねより1件の悪口のほうが気になるのは、
あなただけじゃありません!
「幸せになりたい」。それは全人類にとって共通の願いでしょう。
できることなら幸福度を高めて、毎日幸せに生きていきたいですよね。
そこで今回は、仕事や持っているお金に関係なくできる最強の「幸福度を上げる方法」を、心理学の科学的根拠に基づいて解説します。
誰でも簡単にできるうえ、たった2つだけなので、ぜひ今日から始めてみてください。
最後には、幸福度が高い人は絶対にやらないある1つのNG行為についても解説します。
無意識にやってしまいがちなこの行為を続けると、どれだけ幸せな状況に恵まれていても不幸になってしまいます。
やっている人は、今この瞬間からやめてみてください。
幸福度が低いと感じている人、幸せになる方法が知りたい人はぜひご覧ください。
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幸福度を上げる方法2選
たった2つの誰にでもできる行為だけで、あなたはすぐに幸せになれます。
幸福度を上げる方法1:感謝をする
「人に感謝しましょう」と言われると、説教臭いなと思ってしまいますよね。
しかし実はこの方法、自分を幸せにするための効果的なメソッドだったんです。
カリフォルニア大学の研究によると、「ありがとう」という言葉を発することで、言った側も幸せになれるという結果が示されています。
普段から感謝をする人ほど、痛みに強く、喜びを感じやすく、高い幸福感をもって生きているとのことです。
ぜひ明日から、「ありがたい」を口癖にしてみてください。
ありがたいを口癖にすると幸せになれる理由は、主に3つ。
1つは「自分の幸せを自覚しやすいから」です。
家族がご飯を作ってくれたときに感謝をしないと、それが当たり前に感じるため幸せはあまり感じません。
しかしここでありがとうと言うと、ご飯を作ってくれる事実がありがたい行為だと自覚でき、幸せになれるんです。
感謝の言葉というと他人に言うイメージがありますが、別に相手は人でなくても構いません。
物事や状況、あらゆるものに感謝しましょう。
-
寝てる間に心臓が止まることなく、朝無事に起きられた。
-
今日も変わらず、地球に酸素がある。
こうした、ものすごく当たり前に思えることにもありがたいと思ってみてください。
こうすれば、幸せのハードルが下がり、どんなことにも幸せを感じられるようになります。
これらは今は当たり前ですが、いつ当たり前じゃなくなるか分かりません。
外に出られるのは当たり前のはずが、突然感染症で出られなくなったこともありました。
当たり前はいつ失われるかわからない。
そう思えば、何もかも幸せに感じられるでしょう。
感謝で幸せになれる理由の2つ目は、脳を騙せるから。
この「ありがたい」という思考は、当たり前のものに感謝するだけでなく、もっとゴリ押しして使うこともできます。
例えば乗っている電車が止まってしまったら、苛立ちや焦りを感じるより先に「ありがたい」と心の中でつぶやいてみてください。
本心では全然そんなこと思ってなくてもオッケーです。
人はとった行動に対し、無理やり感情の辻褄を合わせようとする性質があります。
そのため、「ありがたいって言ったってことは、自分は本当にありがたいと感じているのだろう」と脳が勝手に勘違いしてくれます。
その結果、「電車が止まったおかげでスマホゲームにより熱中できる!ありがたい!」
などとありがたい理由を勝手に見つけ出してくれるんです。
感謝で幸せになれる3つ目の理由は、「ありがたい」という言葉である意味思考を停止させたことで、ネガティブな感情が肥大化するのを防げるから。
たとえば乗っている電車が止まった際、ネガティブな感情に身を任せていると、
- 「あのとき1本前の電車に乗っていれば…」
- 「会社に間に合わなかったらどうしよう...」
などとどんどん新たなネガティブ感情を生み出してしまいます。
「ありがたい」という言葉でネガティブな考えをせきとめれば、余計な思考が続くのを防げるんです。
とはいえ今解説したものは、あくまで副次的な効果です。
これに関しては、ぶっちゃけ「ありがたい」という言葉を使わなくてもできます。
「思考を止めてネガティブな考えが増幅するのを防ぐ」という方法について詳しく知りたい人は、「怒りの抑え方」の記事もぜひご覧ください。
幸福度を上げる方法2:人に親切にする
「他人に親切にする」と聞くと、正直自分が損する気がして乗り気になれない人も多いのではないでしょうか。
しかし実は、人に親切にする行為もまた、他人だけでなく自分も幸せになれる最高の行動だったんです。
トロント大学の研究によると、他人に小さな親切行為を行うことで、自分自身の幸福度も高まることがわかりました。
ちなみにこの研究で示された幸福度の上昇は、日常的に行っている行為では見られなかったとのこと。
つまり毎日やってる行為ではなく、イレギュラーに行う親切行為のほうが幸せを感じられるのですね。
「親切なことなんてほとんどしてないよ」という人ほど、今から幸せを感じるチャンスということです。
といっても、人に親切にすると、そのぶん自分の何かを失いますよね。
他人のために時間を割いて自分の時間を失ったり、誰かにものをあげて自分のものを失ったりすると思うと、なかなか行動に移せない人もいるのではないでしょうか。
しかしこういった観点から見ても、むしろ人には親切にしたほうがいいんです。
なぜなら、人に親切にすることで、あらゆるものへの執着を手放せるからです。
人の苦しみはすべて、物事への執着によって生まれます。
アレが欲しい・もっと自由な時間が欲しい・嫌われたくない…。
これらは、欲しいアレ・自分の時間・嫌われていない自分に執着しています。
手に入らないものを「欲しい」と渇望したり、今持っているものに「手放したくない」としがみついたりするから、苦しみが生まれるのです。
他人に親切にすれば、こうしたものを誰かに捧げることで、物事への執着を手放すことが可能です。
他人にものをあげれば、物への執着を手放せます。
ボランティアをすれば、時間への執着を手放せます。
こうして物事を自分の意思で手放していくことで、「あれもこれも欲しい」という終わりのない欲から解放され、身軽に生きていけるんです。
他人のことを思って親切にできる人は、もちろんそのままで構いません。
その一方で「他人のことを思う気持ちが正直あまり湧かない」と思うのなら、自分のためで全然いいので、ぜひ明日から些細な親切を心がけてみてください。
ほかにも幸福度を高める方法を知りたい人は、誰でも1秒でできる方法などを解説した「幸せになる方法」の記事も合わせて見てもらえたら嬉しいです。
幸福度を下げるNG行為
最後に、幸福度を高めたいなら絶対にやってはいけないあるNG行為について解説します。
そのNG行為とは、「自分のネガティブさを責めること」です。
あなたの性格は、ポジティブなほうでしょうか?それともネガティブなほうでしょうか。
ネガティブな人の場合、「ポジティブにならなきゃだよね...」と落ち込んでいるかもしれません。
しかし、ネガティブな自分を責める必要はありません。
なぜならネガティブなことばかり考えてしまうのは、人間として当たり前のことだからです。
シカゴ大学の研究によると、被験者にポジティブ・ネガティブ・ニュートラルな刺激を与える写真を見せた結果、ネガティブな写真に最も脳が強く反応しました。
つまり個人の性格に関係なく、人は基本的にネガティブなものに目が行きやすい生き物であるということです。
SNSに作品をアップして100件の良いコメントをもらっても、それより1件の批判的なコメントの方が印象に残ってしまうのは仕方がないことなんです。
ネガティブな現象に落ち込んだ経験がある人は、
- 「いいことだってたくさんあるのに、なんで自分はこういうことばっかり覚えてるんだろう…」
- 「私ってネガティブ思考でダメだな…」
そのように落ち込んで、余計に自分を責めていたかもしれません。
しかしそれは、人間のどうしようもない本能なんです。
個人差はあれど、全人類一緒なのだから、悩む必要はありません。
「悪い面ばっかり見ちゃう私はダメだな…」と自分を責めれば、自己嫌悪で二重に不幸に苦しみます。
「悪いことばかり考えてしまうのは自分のせいじゃない」ということを自覚して、余計な不幸を増やすのをやめましょう。
このように、幸せと不幸が同じだけあれば不幸な方に目が行ってしまうのが人間。
どんなに幸せになる方法を実践しても、不幸になる考え方が染み付いていると、不幸なほうへと偏ってしまいます。
不幸になる考え方を今すぐ手放したい人は、「不幸になる人の考え方」の記事もぜひご覧ください。
まとめ
「感謝をしよう」「人に親切にしよう」と聞くたび、なんとなく説教臭いと思っていた人も多いのではないでしょうか。
しかし実は、ただ道徳的に正しいというだけでなく、自分も他人も幸せになれる最高の行為だったんです。
これらをすれば、自分が幸せになれるだけでなく、他人も幸せになり、あなたの周りがよい空気に包まれて居心地が良くなります。
親切は本当に小さな行為でも大丈夫なので、ぜひ今日から始めてみてくださいね。
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