その願い、諦めれば叶います。
「諦めずに頑張りたいけど、全然叶わなくてつらい…」
こうした悩みを抱えている人は多いでしょう。
そんなあなたに朗報です。
それ、もう諦めてしまって大丈夫です。
この世には「絶対に諦めないことが偉い」という風潮がありますが、必ずしもそうとは言えません。
諦めないことでむしろどんどん苦しみが増したり、その願いを達成することから遠ざかっていったりすることもあります。
諦めたほうがいい恋愛、夢もあります。
時には、諦めたほうが楽に幸せな人生を歩めます。
さらに不思議なことに、諦めた途端その事柄が達成されることもあるのです。
これに関しては、私の体験談も交えながら解説します。
この記事は諦めることを強要するものではありません。どんな物事も、諦めるか諦めないかはあなた次第です。
苦しいのなら諦めてしまっても構わないですし、もう少し頑張りたいなら続けても問題ありません。
ただし、1つだけ知っておいてください。
実はこの世には、「これに関しては絶対早く諦めたほうがいい」というものも存在します。
これを諦めずにしがみつき続けると、確実にあなたは不幸になるでしょう。
今回はこうした絶対に諦めた方がいいことに加え、諦めることのメリットについても解説します。
今回の内容を知ることで、諦めることも大事だとわかり、正しい諦め方ができるようになるでしょう。
諦める勇気や諦める覚悟が欲しい人は、ぜひご覧ください。
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絶対諦めたほうがいいこと
まずは、どんな人でもすぐに諦めたほうがいい2つの事柄について解説します。
諦めたほうがいいこと1:すべての人とわかりあうこと
この世界には、「周りの人とはなるべく仲良くしたほうがいい」という風潮があります。
そのため、反りが合わない人とも無理に付き合おうとしてしまう人は少なくありません。
しかし実は、合わないと感じる人とは無理に仲を深めなくてもいいんです。
理由は2つあります。
理由1:どんな人にも好き嫌いはあるから
こういう人が好き・こういう人が嫌いという感情は誰にでもあります。
どうやったって好きになれない人もいれば、どうやったって自分のことを好きになってくれない人もいるのです。
好き嫌いは人間の本能ですから、好きになれないのは仕方がないことだと諦めましょう。
頑張ったところで報われる可能性は低いうえ、どんどん自分の心が疲弊していきます。
むしろ相手を好きにならなきゃと思う気持ちがプレッシャーになって、余計に苦手意識を感じることにもなりかねません。
理由2:誰とでも仲良くする義務は無いから
学校では「みんな仲良くしましょう」と教えられてきたので、仲良くすることに対し無意識に義務感を感じてしまいますよね。
でも実はアレ、生徒のことを思って言っていたわけではないかもしれないんです。
もちろん、「仲良くしたほうが楽しいよ」と善意で言っていた先生もいるでしょう。
しかしその一方で、「みんな仲が良い方がまとめやすい」という先生側の事情であることも少なくありません。
みんな仲が良ければ、生徒同士のトラブルも生まれにくいし、コントロールもしやすいですよね。
みんな仲良くすべきという言葉が先生側の事情であった以上、それを無理にあなたが守る必要はありません。
仲良くすることを諦めたところで、命を落とすわけでも逮捕されるわけでもないので、安心して諦めましょう。
「周りの人と無理に仲良くしなくていい」という話について詳しく知りたい人は、「職場の人間関係が楽になる方法」の記事もぜひご覧ください。
諦めていいこと2:他人を変えること
「あの人にはもっとこうなってほしいのに…」。
そう思うことは誰にでもありますよね。
しかし、他人の行動や性格を変えることは早々に諦めた方がいいでしょう。
なぜなら、他人はそう簡単には変わらないためです。
人間は、人生のさまざまな体験によって性格が形成されます。
なにかトラブルがあるたびにウソをついて乗り越えてきた人は、ウソをついたほうが得することが多いと思っています。
この人に「ウソはつかないで!」とひとこと言ったところで、「だってウソついたほうが得だもん」と思っているので、変わることはないでしょう。
それぞれの体験によって深く形成された人格を、1人の個人がそう簡単に変えるのは不可能です。
無理に変えようとそれは自分も相手も傷つくだけなので、早々に諦めたほうがよいといえます。
「でも、こんな性格の人と一緒にいるの苦痛なんだけど…」そう思いますよね。
そんなときは他人ではなく、自分を変える努力をするのがおすすめです。
努力といっても、そんなに堅苦しく考えないでください。
ただ、「相手は変えられない」という事実を受け入れるだけでOKです。
「人間は説得すれば変わってくれるはず」と思うから、余計に苦しくなるんです。
それであれば、「人間は変わらないものなのだ」と受け入れるだけでも十分に苦しみは減少するでしょう。
「相手を変えること」を諦めることで、相手の性格を受け入れられます。
そうなれば、相手の性格が変わらなくても、自分は楽に生きていけるようになるんです。
他人に変わってほしいと期待する気持ちを手放したい人は、「期待しない生き方」の記事もぜひご覧ください。
諦めることのメリット
諦めることには、ある3つのメリットがあります。
諦めるメリット1:今の自分を受け入れられるようになる
諦めず頑張る行為は、たしかによい側面もあります。
しかしある意味では、「成長していない段階である今の自分」を否定する行為にもなり得ます。
そのため「絶対に諦めないで成長してやるぞー!」と思うことで、人によっては自分を強く否定し、苦しみを覚えることになるんです。
物事を諦めれば、「それを達成していない今の自分の存在を受け入れる」ことになります。
これによって自分の存在を肯定でき、自分が自分に責められる苦しみから解放されます。
達成していない今の自分を受け入れるコツについては、「正しい自己肯定感の高め方」の記事で詳しく解説しています。
諦めるメリット2:執着を手放せる
実は人間の悩みのほとんどは、何かに対し執着することによって生まれます。
手に入れたいアレ、なりたいアレ…。
特定の物事や立場に執着するから、手に入らない苦しみを覚えるんです。
なにかを諦めるということは、「執着していたアレを手にすること」を諦めるということ。
手に入れたいという強い執着を手放せるため、苦しみを感じなくなるでしょう。
諦めるメリット3:諦めたら叶うこともある
諦めることは、その願いが叶うという結末を捨てることと同じだと思っている人も多いでしょう。
しかし、それは間違い。実は、「諦めたらむしろその願いが叶う」というケースも少なくありません。
例えば恋愛感情を持っている相手がいたとき、執着するあまりアプローチの方法を間違えてストーカーのようになってしまったらどうでしょうか。
相手は恐怖からどんどん離れていきますよね。
しかしストーカーになる前に諦めて、ほどよい距離感で接したら、相手も恐怖を抱くことはなくなります。
その結果、相手も自分を好きになってくれるかもしれません。
また、緊張しやすいという自分の性格を治したくて焦っている人がいるとします。
このような人は、「早く緊張しやすいところを治さなきゃ」と自分を責めているケースも少なくありません。
また、自分が緊張しやすい性格であることを過度に意識しすぎていることもあるでしょう。
その結果、緊張する場面で余計に硬くなってしまい、空回りすることにつながります。
緊張しやすい自分を諦めて受け入れ、スピーチなどの前に「私緊張しやすいんですよ」と言うようにすれば、ありのままの自分で話せます。
すると余計なプレッシャーを感じず、スムーズに話せるようになるでしょう。
そもそも緊張することは誰かを傷つける行為ではないので、それを不快に思う人は少ないもの。
「緊張しやすいんだな〜」と周りも微笑ましく受けとめてくれるでしょう。
周りが優しく受け止めてくれた結果、「緊張しても意外と大丈夫じゃん!」と気付き、緊張が緩まることもあります。
このように、諦めることでむしろ叶えたかった願いが叶うことも少なくありません。
諦めた体験談
おまけとして、私自身が諦めてよかった体験談をお話しします。
以前の記事でもお話ししましたが、私は以前、自分の仕事を好きになろうと努力していました。
毎日「自分は仕事が好きだ」と自己暗示をかけたりしていたんですね。
しかしこうした努力をすればするほど、「仕事を好きにならねば」という強迫観念がどんどん大きくなり、むしろ苦手意識が強まってしまいました。
そのため、私は仕事を好きになることを諦めました。
無理に好きになろうとはせず、淡々とやっていくことにしたんです。
するとその途端不思議なことに、仕事に対する嫌悪感が今までほどなくなりました。
むしろ前より仕事を好きになれて、積極的に仕事をしたい気持ちが湧いてきたんです。
諦めることで「仕事を好きでなければ」という強迫観念や執着から解放され、ありのままの自分を好きになれたため、望みが叶った事例だといえるでしょう。
まとめ
今回は諦めたほうがいいことと、諦めるメリットについて解説しました。
この記事を読んでくれたということは、諦めるべきか悩んでいることがあなたにもあるのでしょう。
あなたはもう十分がんばりました。
だからもう、諦めて休んでください。
諦めることで、苦しみから解放され、あなたの人生は豊かになります。
今回の内容を参考に、諦めるという選択肢をあなたの中で肯定してあげてください。
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