文句が多い人は、自分を〇〇してほしいと思っています。
「文句が多い人って一緒にいると疲れる...」
そう感じていませんか?
友達や職場の部下、夫・妻・子供など、文句が多い人が近くにいるとそれだけで疲弊しますよね。
では、なぜ文句が多い人は文句ばかり言うのでしょうか。
今回は、文句ばかり言う人の心理について解説します。
後半では、文句ばかり言う人に対する適切な対応方法と、NG行為も紹介します。
対処法を間違えると、自分の立場が危うくなったり、さらに大量の文句を聞かねばならなくなったりしてますます面倒なことになります。
正しい対処法を知り、ストレスフリーに文句を聞き流せる人へ生まれ変わりましょう。
他人への悪口が多い人に困っている人は、「悪口を言う人の心理と末路」の記事もぜひご覧ください。
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なぜ文句ばかり言うの?文句ばっかり言ってる人の心理4つ
ではそもそも、文句ばかり言う人はなぜ文句ばかり言っているのでしょうか?
まずは、文句ばかり言う人の心理を紹介します。
【文句ばかり言う人の心理1】自分に自信がない
文句ばかり言う人は強気に見えるかもしれませんが、実は自分に自信がないことも多くあります。
自分に自信がないからこそ、嫌なことがあった際、自分を否定されたような気持ちになるからです。
例えば自分の部下が、失礼な態度をとってきたとします。
この時自分に自信がない人は、「部下に舐めた態度を取られた。自分は価値がない人間なのかもしれない」と感じてしまいます。
その結果、「価値がないなんて認めたくない。この部下が悪いんだ」と反発心に駆られ、文句という形で発散するのです。
一方で自分に自信がある人は、部下の文句を言いません。
「この部下は、そういうチャラい話し方をする人なんだなぁ」とだけ感じます。
仮に舐めていると感じても、「この人こんな態度じゃこの先困るだろうなぁ」と部下が心配になったり、「この私の凄さがわからないなんてかわいそう」と感じたりするため、怒りは湧かないでしょう。
つまり文句ばかり言う人は、自分に自信がなく、他人に価値を否定されることを恐れている人間であるということです。
【文句ばかり言う人の心理2】自分を認めてほしい
文句ばかり言う人は、周りに対し、「誰よりも自分のことを認めて欲しい」と思っています。
周りが賞賛されていると、「そんな人より自分を見てよ!」という気持ちが湧いて、その人への文句を言ってしまうのです。
すごい賞を取った人やテレビで活躍している人、職場で褒められている人など、賞賛されている他人に対する文句を言う人は、大体このパターンです。
人が褒められているのを見ると、劣等感を覚えます。
その結果、「こいつは全然すごくないぞ」と相手を下げ、「こいつよりも自分の方がすごいんだぞ」と自分をアピールし、自分を認めてもらおうとするのです。
【文句ばかり言う人の心理3】新しい価値観を受け入れられないと感じている
文句ばかり言う人は、頑固で新しい価値観を受け入れられない傾向にあります。
この世は常に変わりゆくため、今まで当たり前だと思われていた常識が覆されることも少なくありません。
自分にとって信じられない存在が目の前に現れた時、それを柔軟に受け入れられる人は、あまり文句を言わないでしょう。
逆に「こんなの絶対ありえない」と感じていると、その新しい価値観をつぶすために文句を言いたくなってしまいます。
新しい価値観を受け入れられない人は、時代の流れに逆らうことになります。
その結果本人がどんどん生きにくくなって苦しい思いをするという、悲しい末路をたどってしまいます。
【文句ばかり言う人の心理4】理不尽を受け入れられないと感じている
文句ばかり言う人は、この世の理不尽を受け入れられません。
「この世のすべては自分の思い通りになるべきだ」と考えているため、都合の悪いことがあるとすぐ文句を言ってしまいます。
しかし残念ながら、この世界は理不尽なことだらけです。
自分は悪くないのに怒られたり嫌われたり、不運に見舞われたりと、いいことばかりではないのが人生です。
このような人は、「この世は理不尽なものである」という事実を受け入れることで文句が減るかもしれません。
必見!文句ばかり言う人の対処法2つ
ここからは、文句ばかり言う人の対処法について解説します。
【文句ばかり言う人の対処法1】適当に聞く
「人の文句を聞いていると疲れる」という人は、相手の文句を真面目に深く受け取る優しい人であるケースがほとんどです。
これからは、その優しさを8割ぐらい捨てて適当に聞くことを意識してみましょう。
文句を聞いた際、文句によってこちらが行動を起こす必要もなければ、相手もこちらに何かしてほしいとは思っていません。
相手はただ文句を言いたいだけ。つまり、これはただの中身のない雑談です。
であれば、こちらも真面目に聞く必要はまったくないのです。
適当に聞き流しましょう。
その文句について深く考えたり、自分は賛成か反対か悩んだりすると、その文句がどんどん頭にこびりついてしまいます。
聞いているふりだけして、適当にスルーすることを心がけましょう。
【文句ばかり言う人の対処法2】相槌だけ打つ
文句ばかり言う人と話すときは、うわべだけの相槌を連打してやり過ごしましょう。
文句を言われると、つい「アレムカつくよね〜!」と無理に話を合わせたくなるかもしれません。
しかし文句に賛成すると、文句の対象や文句の対象が好きな人に聞かれ、避けられるリスクがあります。
とはいっても、はっきりと反対すれば、今度は文句を言っている人との関係が拗れます。
賛成も反対もできないなら、一体どうすればいいのでしょうか。
答えは、どちらもせずただ相槌を打つということです。
文句ばかり言う人は、自分の話をただ聞いて欲しくて言っています。
「たしかにね」「そういう人もいるんだね」と相槌を打てば、相手は「自分の話を聞いてくれている」と思い、満足するでしょう。
はっきりと賛成しているわけではないため、悪口に加担する罪悪感もありません。
文句を言われたら、難しいことは考えず、相槌だけ打って話が終わるのを待つのがベストです。
むしろ凝ったアドバイスなどをしようとすると、余計に面倒なことになります。
これについて、後ほど解説します。
文句ばかり言う人にやってはいけない対処法2つ
ここからは文句ばかり言う人と話す際、絶対にやってはいけない対処法について解説します。
【やってはいけない対処法1】言い返す
文句を言う人がいると、反対したり言い返したりしたくなりますよね。
しかし、言い返すのは避けた方がよいでしょう。
理由は2つ。1つは、言い返しても相手は変わらないからです。
文句ばかり言う人に言い返して論破したとしても、相手の意見は変わりません。
言い返されて意見を変えると、言い返してきた人や文句の対象に負けた気持ちになります。
そのため、むしろ言い返されればされるほど頑固にその文句を貫き通そうとするでしょう。
意見を変えられないのであれば、言い返す意味は全くないのです。
文句を言い返してはいけない2つ目の理由は、余計に文句の尺が伸びるからです。
文句に言い返すことで、「いやでもさ〜」とさらに言い返され、延長戦に突入します。
一方で言い返さず適当に流せば、相手は勝手に満足して話を変えてくれます。
文句を聞くのが疲れると感じる場合、1秒でも早く文句の話題から切り上げたいですよね。
早々に話を終わらせるためにも、下手に言い返さずスルーしましょう。
【やってはいけない対処法2】アドバイスする
文句を言われると、「こうしたら解決できるんじゃない?」とアドバイスしたくなりますよね。
アドバイスをすることで、文句を言っている相手を助けたり、その文句を止めたりできる気がするでしょう。
しかし残念ながら、実際は逆効果なのです。
文句ばかり言う人は、その文句について解決しようとは思っていません。
文句を言うことで、自分の中にある不満を発散したいと思っているだけのケースがほとんどです。
つまり文句を言う目的は、解決策をもらうことではなく、ただ口に出すこと。
単に聞いてもらえればそれで解決するため、アドバイスは最初から求めていないのです。
それにも関わらずアドバイスされると、「この人は自分の気持ちを分かってくれていない」と感じられ、余計その人の中に不満が募ります。
十分に自分の話を聞いてもらえなかったことで、不完全燃焼な気持ちになるケースもあるでしょう。
その結果その人との関係性に亀裂が入ったり、再び同じような文句を繰り返されたりすることにつながるのです。
アドバイスはせず、静かに聞くことに徹しましょう。
まとめ
文句が多い人の話に真面目に付き合うと、こちらがどんどん疲れる一方です。
言い返したりアドバイスしたりすると余計に体力を消耗するため、適当に相槌を打ちながら聞き流しましょう。
自分に対して文句を言われた際は、「悪口を言われた時の対処法」の記事もぜひご覧ください。
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