アドバイスしてくる人の9割は、自己満足です。
「聞いてもいないのにアドバイスしてくる人がいる…正直うざい…」
そう困っていませんか?
頼んでいないのにアドバイスされると、状況によっては「マウント?」と不快に感じることがありますよね。
今回は、アドバイスしたがる人の心理と対処法について解説します。
対処法を間違えると、その人との関係に亀裂が入ったり、逆ギレされたりするリスクもあります。
適切な対処法を知ることで、うざいと感じてしまうアドバイスをストレスなくかわせるようになるでしょう。
職場にこういった面倒な人がいて会社に行きたくないと感じる人は、「職場ストレスが楽になる方法」の記事も、ぜひご覧ください。
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アドバイスしてくる人の心理6選
まずは、頼んでないのにアドバイスしたがる人の心理について見ていきましょう。
【アドバイスしてくる人の心理1】マウントを取りたい
アドバイスしてくる人の多くは、あなたに対して「私はあなたよりもすごい」という優位さをアピールするためにアドバイスしています。
自分が持つ知識や経験を見せつけ、相手より上に立つことを目的としているケースです。
「人に教えてあげている自分はすごい」「教える立場だから、自分は相手より上だ」と感じることで、優越感に浸っています。
このような形で頼んでもいないアドバイスをされると、自分が「無知で何もできない人間である」と言われているような気持ちになりますよね。
【アドバイスしてくる人の心理2】すごいと思ってほしい
相手の知らないことを教えたり、困っている相手を導いたりすることで、相手にすごいと思ってもらいたがっているパターンです。
尊敬されたり、頼られたりすることで自分の価値を証明し、満足感を得ることが目的です。
特に後輩にいいところを見せたい先輩や、彼女にいいところを見せたい彼氏などがこのパターンに陥りがちです。
鬱陶しいとも感じられますが、同時に親に褒めてもらいたい子供のようで微笑ましいようにも見えます。
【アドバイスしてくる人の心理3】相手から好かれたい
ピンチの時に自分を助けてくれる人がいたら、基本的にはその人に好感を抱きますよね。
その心理を利用し、好意や親しみを持っている相手に好かれたい気持ちでアドバイスをしたがる人も一定数存在します。
「アドバイスをすることで相手が救われれば、自分を好きになってくれる」と思っているケースです。
しかし実際のところ、人はアドバイスしてくる人よりも、自分の気持ちに共感してくれる人を好きになるとされています。
解決策を提示してくれるより、ただ「それは困るよね」と同感してくれる人の方が好きになりやすいのです。
そのためこのようなタイプは、相手に好かれたいと思えば思うほど嫌われてしまう悲しき側面を持っています。
【アドバイスしてくる人の心理4】相手を下に見ている
すぐにアドバイスをしてくる人は、される側のことを下に見ているケースがほとんどです。
なぜなら、下に見ていないのであればアドバイスをしようという気にはならないからです。
誰だって、本気で尊敬している先輩がいる場合、その人にアドバイスしようとは思わないでしょう。
「こうした方がいいんじゃないかな」と言いたくなるのは、自分より未熟であると感じる人間に対してだけです。
また、単に見下しているというよりは、「この人には私がついていなきゃダメだ」とまるで小さな子どもを相手にする親のような気持ちでいるケースもあります。
この場合も相手を下に見ているため、何かにつけてアドバイスし、自分の言う通りに相手を導こうとするのです。
【アドバイスしてくる人の心理5】自分の感想を言っているだけ
マウントを取りたいわけでも親切でもなく、適当に自分の思ったことを言っているだけのケースも考えられるでしょう。
例えば「仕事がしんどい」という話をした時、「そんな会社、自分だったらすぐ転職するわ〜」と言われることがあります。
これは、アドバイスではありません。
ただ相手が、「自分だったらどうするか」という考えを、独り言のように述べているだけです。
しかしそのあとに、「最近なら転職サイトですぐ仕事探せるんじゃない?」「早いうちがいいよ」といった言葉をかけられると、アドバイスに聞こえてうんざりしますよね。
とはいえこういったタイプの人は、悪意がありません。
「自分ならこうする」という独り言がメインであり、そのあとのアドバイスのような言葉はあくまでもオマケです。
良くも悪くも、相談者のことを考えて言ったわけではないと思って良いでしょう。
【アドバイスしてくる人の心理6】本当に相手のことを思って言っている
最後に、本気で相手のことを思ってアドバイスしてくる人も一定数存在します。
その人を苦しみから助けてあげたいあまり、解決策を提示したくなってしまうタイプです。
このような人は一切悪意のない、優しい人です。
とはいえ悪意がなくても、やはり不快に感じてしまうケースはありますよね。
アドバイスしてくる人の対処法4選
続いては、関係性を壊さず、アドバイスタイムを早々に終わらせる対処法について見ていきましょう。
【アドバイスしてくる人の対処法1】アドバイスしたがる人には相談しない
アドバイスしてくる人には、相談や愚痴の類の話をしないようにしましょう。
とはいえ、悩みごとや腹が立ったエピソードなどがあると人に話したくなりますよね。
このような時は、アドバイスではなく共感をしてくれる人に話すことをおすすめします。
人は誰かに愚痴や相談をする際、解決策を教えられるよりも、ただ「それはひどいね」と共感してもらえる方が心が癒されます。
共感せず、「こうすればいいじゃん」と反論やアドバイスばかりしてくる人に話すと、余計にストレスが溜まります。
周りの友達や彼氏・彼女、先輩・後輩と話している中で、「この人いつも共感してくれないな」と思う人がいる場合、その人に悩みごとなどは話さないようにしましょう。
代わりに、自分の気持ちに寄り添って共感してくれる人に相談することをおすすめします。
【アドバイスしてくる人の対処法2】適当にスルーする
いきなり求めていないアドバイスをされると、感情を揺り動かされて、こちらも何かを言いたくなりますよね。
「でもそんなことできないよ」とアドバイスを否定したり、「何も知らないのに勝手なこと言わないで」と反論したりしたくなる気持ちはよくわかります。
しかし、ここはあえてスルーするのが得策です。
アドバイスに反論すると、さらに反論されて延長戦に持ち込まれ、余計に面倒なことになります。
また、場合によっては相手が怒って人間関係がこじれるケースもあるでしょう。
つまりベストなのは、大きな反応をせず、ただスルーすることです。
「それはいい考えですね」「あなたはそう思うんだね」とドライに受け流すことで、アドバイスタイムの尺を縮められるでしょう。
アドバイスに過度な反応をしないことで、「こういうこと言わないほうがいいのかな?」と相手が気づくケースもあります。
【アドバイスしてくる人の対処法3】話の中心を相手にすり替える
話の中心を自分にしていると、いつまでも自分に対するアドバイスが続きます。
話の中心を相手にすり替えることで、アドバイスタイムを終えられるでしょう。
Aさんから「あなた、これはこうした方がいいよ」と言われたら、「そうなんですね。じゃあAさんは、結構そういうことしてる感じですか?」と返します。
具体例を見てみましょう。
上司に「一人前の男になりたいなら、貯金ばっかりしてないで、今のうちから車とかいいもの買った方がいいよ」と言われたとします。
そしたら、「そうなんですね。○○さんはやっぱり20代の頃から、素敵な車とか乗りこなしてたんですか?」と返しましょう。
アドバイスをしてくる人は、優越感に浸って承認欲求を得たがっているケースがほとんどです。
そのため、あなたの話を聞きたいと言ってあげれば、喜んで自分の話を始めるでしょう。
そうなれば、アドバイスや説教をうまく終わらせられます。
【アドバイスしてくる人の対処法4】自分のために言ってるわけではないと認識する
アドバイスしてくる人に苦手意識がある人の中には、「でも自分のために言ってくれてるのに、嫌だなんて思っちゃダメだよね...」と罪悪感を覚えている人もいます。
そのような人に改めて認識してほしいのが、「相手があなたを思ってアドバイスしているケースは非常にまれである」ということです。
先ほど心理の項目でもお話しした通り、アドバイスしてくる人のほとんどは、「自分が上に立ちたい・好かれたい」といった下心を持っているケースがほとんどです。
そう分かれば、アドバイスしてくる人へ嫌悪感を持っている自分を受け入れられ、罪悪感で苦しむことはなくなるでしょう。
そしてそのうえで、スルーするなどの適切な対処を行えるようになります。
アドバイスしてくる人を嫌うことに、罪悪感を持つ必要はありません。
アドバイスという行為によってあなたが傷ついたり腹が立ったりしたのは事実なのですから、嫌だと思った自分を責めないでください。
まとめ
アドバイスしてくる人は、そのほとんどが自分のために行っています。
迷惑だと感じる場合は、それを無理に受け入れる必要はありません。
「この人は優越感を持ちたいんだな」と冷静に分析し、ドライな反応で軽くスルーしましょう。
こうした困った人との付き合いにストレスを感じている人は、「嫌いな人との接し方」の動画もぜひご覧ください。
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