謝罪にあの言葉を入れれば、どんなことをしても許されます。
「悪いことしちゃったから謝りたいけど、許してもらえるか不安…」
そう思っていませんか?
謝り方を間違えると、余計に友達や彼氏・彼女を怒らせて、関係性が崩壊するリスクがあります。
今回は、絶対に許してもらえる謝り方のコツと、絶対にやってはいけない謝り方を合計7つ解説します。
今回紹介する謝り方を実践すると、どんなことをしてしまってもすぐに許してもらえるため、悪用厳禁です。
許される謝罪の仕方を知りたい人は、ぜひご覧ください。
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許したくなる謝り方4選
まずは、相手がつい許したくなる謝り方について見ていきましょう。
【許したくなる謝り方1】相手の一次感情に寄り添う
あなたが謝るとき、その相手は大抵怒っているでしょう。
しかし、最初から怒り100%なわけではありません。
実はその怒りの裏には、もっと繊細な感情が隠されているのです。
人間が感じる怒りという感情は、二次感情です。
つまり、怒りが突然心の中に出現するのではなく、悲しみや恐怖といった感情がまず生まれ、それが怒りへと変化するのです。
そこで怒っている相手に謝罪する時は、怒りの前にあった最初の感情に寄り添って謝罪しましょう。
具体的には、
「メールを返さなかったことで、不安な気持ちにさせてしまってごめん」
「あんな酷いこと言って、悲しませてごめん」
といった形です。
怒りの裏に隠された繊細な思いに寄り添うことで、相手は「自分の気持ちをわかってくれている」と感じ、謝罪の気持ちを受け入れやすくなります。
【許したくなる謝り方2】他人が悪くても自分が悪いように謝る
その場を収めることを第一優先にするのであれば、たとえ相手や第三者が悪いとしても、自分が悪いことにして謝りましょう。
たとえば電車の遅延で遅れた場合、「電車が遅れたせいで遅刻してごめん」だと、他人のせいにしている印象が強く、反省していないように感じられやすくなります。
この場合、
「実は電車が遅れちゃって...。余裕を持って1本前に乗るべきだったのに、ほんとにごめん」
このように謝るのがベストです。
ビジネスで商品のクレームを受ける際、中には相手が説明書を読んでいないことが原因であるケースも多いでしょう。
こうしたときも、「商品が使いにくい仕様となっており申し訳ありません」と、商品に問題がある謝り方をすると、許されやすくなります。
「こっちは悪くないのに...」と納得がいかないかもしれませんが、相手や第三者を責めても解決しません。
「その場を収めることが何よりの優先事項だから」と割り切り、こちらが悪いというていで謝罪しましょう。
【許したくなる謝り方3】配慮の言葉を入れる
謝罪すべき状況になった際、相手はその出来事がきっかけで、何かしらの二次被害を被っている可能性があります。
謝罪をするときは、こうした被害について心配する言葉をかけるのがおすすめです。
たとえば友達や彼氏・彼女との待ち合わせに遅刻して、長く待たせてしまった場合、「ずっと外で待ってるの、寒かったよね」と伝えます。
ビジネスにおいて、販売した電化製品に不備があったとクレームがあった場合、「誤作動によってお怪我などされていませんか?」と伝えましょう。
配慮の言葉を入れることで、人格の良さが伝わり、許したいと感じてもらえます。
【許したくなる謝り方4】この世は理不尽だと割り切って謝る
実際の謝り方ではなく、マインドの話にはなりますが、「この世は理不尽なものだ」という認識を持って謝罪するのも大切なことです。
「自分は悪くないのに...」と思いながら謝罪すると、その気持ちが相手にも伝わりやすくなり、許してもらいにくくなります。
謝罪をすることに不服さを感じるのは、「この世は平等であるはずだ」という期待が強いからです。
しかし、この世は理不尽で不平等です。
仕事をしたり、さまざまな人と関わったりしていれば、明らかに自分が悪くないことで謝らねばならないシーンに遭遇することは少なくありません。
「社会は常に平等で正しいものであるはず」と期待していると、自分が悪くないことで謝罪するという理不尽な状況に怒りを感じやすくなります。
「人間社会とはそういう不平等なものだ」と割り切ることで、理不尽な謝罪も、ただの必要な儀式だと割り切ることができ、心を乱さずスムーズに対応できるようになるでしょう。
社会や他人に期待してしまいがちな人は、「期待しない生き方」の記事も、概要欄や右上のカードからぜひご覧ください。
絶対にやってはいけない謝り方3選
続いては、相手の怒りを倍増させる「絶対にやってはいけない謝り方」について解説します。
【絶対にやってはいけない謝り方1】言い訳から入る
先ほどの通り、人生では自分が悪くないことで謝らねばならなくなることも少なくありません。
そういったシチュエーションの場合、つい「自分は悪くない」ということを最初に押し出したくなるでしょう。
しかし、言い分を何よりも先に伝えると、どうしても言い訳がましくなってしまいます。
そこで謝罪をするときは、どれだけ自分が悪くなかったとしても、まずはお詫びの言葉から始めることが大切です。
電車が遅れて、約束の時間に間に合わない場合、
「電車が遅れたせいで間に合わなくなっちゃってごめん」
と言うと、どうしても電車のせいにしている印象が強くなってしまいます。
たしかに電車のせいではあるのですが、相手の怒りを鎮めることを目的とする場合、もう少し申し訳なさそうな雰囲気を出さねばなりません。
そこで、
「遅刻しちゃってごめん。実は今、電車が遅れてるんだ。だからあと10分くらいかかるかも。寒い中待たせちゃうの、申し訳なさでいっぱいです…本当にごめんね」
このように、言い訳を謝罪でサンドすることで、言い訳がましくならず言い分を伝えられます。
【絶対にやってはいけない謝り方2】そもそも謝っていない
「そもそも謝っていないなんて、そんなことする人いないでしょ」と思う人も多いでしょう。
しかし実際、ほかに伝えたいことが多すぎて、肝心の謝罪を忘れてしまうケースは少なくありません。
たとえば遅刻した場合、
「前日は仕事が忙しくて夜ふかししてたから、寝坊しちゃった。しかも起きたら、電車が遅れてて。だから約束の時間に間に合わなかったんだ。次は気をつけるね」
というように、言い分を伝える気持ちばかりが先行し、ごめんの一言を忘れることがあります。
この場合、「言い訳がましい」「反省していないのでは?」と思われてしまいます。
どれだけ言いたいことがあっても、まずは最初の一言で「ごめん」と伝えることを忘れないようにしましょう。
【絶対にやってはいけない謝り方3】謝罪の内容を軽んじる
謝罪の内容によっては、「ぶっちゃけ大したことしてないし、適当に謝っても許してくれるでしょ」と思うことがあるかもしれません。
しかし、そのような軽い考えで謝罪を行うと、相手の地雷を踏むことになります。
例えば遊びの待ち合わせに遅刻した場合、友達に「寝坊しちゃった笑 ごめん笑」と軽く謝るかもしれません。
もちろんそれで許してくれる友達もいるでしょう。
その一方で、遅刻に厳しい家庭で育てられてきた友達の場合、「遅刻は極力すべきでない」という価値観を持っているため、「遅刻をしたのに反省してないなんて許せない」と感じさせることにもなりかねません。
また、自分が遅刻したことで、その友達は予想外の不利益を被っている可能性もあります。
例としては、
「待っている間に、その人が苦手な人とばったり会ってしまった」
「待っている間に、買いたいと思っていたスイーツが売り切れた」
といったケースが挙げられます。
この場合、「あなたが待ち合わせに遅れさえしなければ…!」と強い怒りを抱えている可能性が高まります。
このように、相手が抱える怒りの大きさは、こちらがした行為だけでは測れません。
どのような内容であっても、謝罪は常に全身全霊行うことが大切です。
まとめ
謝らねばならないことをしてしまった際は、とにかくどんな内容であっても全力で謝りましょう。
自分は悪くないからといって、言い分を前に押し出しすぎると、言い訳がましくなります。
「相手を傷つけた・悲しませてしまった」と相手の感情を理解したうえで寄り添い、丁寧な謝罪を行いましょう。
怒られることへの恐怖心が強く、萎縮してしまいがちな人は、「萎縮しない方法」の記事もぜひご覧ください。
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