小さな〇〇をするだけで、敵意を向けてくる人が味方になります。
「職場で敵意を向けてくる人がいて怖い…何か対処法はないかな?」
そう悩んでいませんか?
敵意むき出しにされると、不快な気持ちになりますよね。
今回は、敵意を向けてくる人の心理と、敵意を向けてくる人の対処法を解説。
最後には、敵意を向けてくる人にやってはいけないことも紹介します。
敵意を向けてくる女性・男性の対応を間違えると、余計に人間関係が拗れて面倒な思いをしたり、深く傷ついたりすることにもなりかねません。
今回の内容を通して正しい対処法を知れば、敵意むき出しにしてくるあの人の顔を見るのが楽しみになるでしょう。
他人に攻撃されて困っている人は、「攻撃的な人の末路や対処法」を解説した記事もぜひご覧ください。
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敵意を向けてくる人の心理
特に何もしてないにも関わらず敵意むき出しにされると、「なんで?」と思いますよね。
何もしてないのに敵意を向けてくる人の心理に共通しているのは、「自分の中に劣等感や自信のなさを抱えている」というものです。
こうした人は自分に自信がないゆえに、他人と比較する癖や勝ち負けで判断する癖がついています。
認知の歪みがない人は、周りの人が成功した際、自分と比べません。
誰かが成功したからといって、自分が劣っている・自分が負けたという気持ちにはならないのです。
そのため、人の成功を素直に喜べます。
一方で敵意を向けてくる人は、他人の成功を見た際、「他人と比較して自分の方が劣っている」「相手の方がすごいから、相手が勝ちで自分は負けている」といった判断を下してしまいます。
この思考によって劣等感や自己嫌悪といった苦しみを覚え、それを認めたくないがゆえに敵意むき出しにして攻撃しようとするのです。
敵意を向けてくる人は攻撃的で怖い印象がありますが、その心の内には儚い感情を抱えていたのですね。
敵意を向けてくる人の対処法4選
ここからは、敵意むき出しにしてくる人の上手な対処法について解説します。
【敵意を向けてくる人の対処法1】相手にとっての敵を一緒に憎む
敵意を向けてくる人にとっての嫌いなものや苦手なものを見つけたら、それを一緒に憎む姿勢を見せましょう。
それだけで、勝手に味方だと思ってくれます。
少年漫画でも、ライバルキャラとの戦闘中に共通の敵が現れて、その場限りで共闘する激アツシーンがよくありますよね。
これと同じことを起こせばいいんです。
例として、敵意を向けてくる人がピーマンを嫌っているとします。
その話をされたら、「私もピーマン苦手なんだよね〜」と同調しましょう。
人は同じものを憎む相手を、無意識に味方だと判断します。
一言で言えば、「敵の敵は味方」ということですね。
なお、敵を一緒に憎むことでいじめやパワハラに繋がらないよう注意が必要です。
同じ職場にいる人を憎む対象にして共感すれば、ただの陰口になってしまいます。
本人や作り手の耳に入らないほど遠い存在がベストでしょう。
具体的には、食べ物や映画、有名人が挙げられます。
ただし「悪口を言う人の末路」の記事でも解説した通り、悪口を言ったり聞いたりしすぎると、脳に悪い影響を与えます。
過度にヒートアップしすぎたりはせず、あくまでも相手とうまくやっていく戦略の一つとして行い、心の中には常に冷静な自分を持っておきましょう。
【敵意を向けてくる人の対処法2】自分の失敗談を話す
敵意を向けてくる人は、少なからずあなたのことを同等かそれ以上の存在だとみなしています。
敵意を向けてくる人にとって明らかに下の存在であれば、邪魔になることもないため、敵意など抱きません。
相手は、あなたのすごさや存在の大きさに嫉妬しているのです。
そんな時は自分のダメなところを見せて、勝ったつもりにさせてあげるのがベストです。
敵意を向けてくる人に失敗談を話すことで、「この人は強い相手じゃないから敵じゃない」と無意識に思い込んでくれます。
その結果、敵意も消失するでしょう。
ちなみに自分の失敗談を話すという方法は、敵意を向けてくる人に関わらず、多くの人と仲良くなるのに有効な手段です。
完璧すぎる人は近寄りがたく感じるため、仲良くできる気がしませんよね。
一方で、どこか抜けている人は親しみやすさを感じます。
いじられ役や天然キャラが愛されるのには、こうした秘密があったのですね。
誰かとうまく付き合っていきたいと思った時は、自分の抜けているところや失敗談を話してみましょう。
【敵意を向けてくる人の対処法3】相手に小さなお願いをする
敵意を向けてくる人に小さなお願いをするだけで、相手が味方になります。
例えば、「おすすめのカフェ教えて」「ちょっとボールペン貸して」といった感じですね。
この程度の小さなお願いであれば、相手がどれだけこちらを嫌っていても社交辞令的に聞いてくれるでしょう。
ではなぜ、小さなお願いをしただけで敵意を向けられなくなるのでしょうか。
これは、「認知的不協和」と呼ばれる概念が関係しています。
認知的不協和とは、矛盾が生じる状況になることや、そのときに感じるストレスのことを指します。
人は認知的不協和を感じると、それを解消するために考え方を無意識に変化させてしまうのです。
今回のケースで言うと、最初、敵意を向けてくる人はあなたのことを嫌っています。
しかし「おすすめのカフェ教えて」というお願いを聞いたことで、その人の中には矛盾が生じます。
「私はこの人のことが嫌いなのに、この人のお願いを聞いた。これはどういうことだ?」と脳が混乱するんですね。
こうした矛盾によるストレスを解消するために脳は、「実は私は、この人のことが嫌いではないのでは?」と無意識に考え方を変えます。
その結果、あなたのことを敵だとは認識しにくくなるのです。
敵意を向けられた時は、簡単に叶えられるお願いをちょくちょくしてみてください。
【敵意を向けてくる人の対処法4】仕事上の損失を取り上げて上司に相談する
敵意を向けてくる人がいる場合は、職場の上司などに相談するのも1つの手です。
上司に相談する際は、1つポイントがあります。
それは、仕事上で実際に発生している損失を相談するということです。
「敵意を向けられる」という行為に対しての主な困りごとは、「怖い」「腹が立つ」といった、感情を揺り動かされることでしょう。
しかし「敵意を向けられて怖いんです」といった相談に真摯に向き合ってくれる上司もいる一方で、残念ながら真面目に取り合ってくれない上司もいます。
「ちょっとした人間関係のいざこざだろう」と流されたり、「気にしないようにしなよ」と適当なアドバイスをされたりするケースも少なくありません。
「俺も昔そういう同僚いたわ〜」と会話を持っていかれることもあります。
相手が部下に寄り添ってくれる優しい上司だったとしても、単なる愚痴だと捉えられ、「それはムカつくよね〜」と共感してくれるにとどまるケースもあるでしょう。
この場合、相談することでその場ではスッキリできるかもしれませんが、実質的な解決にはなりません。
「職場の上司」という職場に干渉できる存在に相談するのであれば、しっかりと何かしらの対応をしてもらいたいところですよね。
そこで有効なのが、仕事上の損失を話すことです。
相談の際は、「実際に仕事上で起きている問題」を話すことを心がけてみてください。
具体的には、「敵意を向けられて無視されるので、質問ができず業務を進められない」といった感じですね。
このように仕事上の損失を中心に置くと、上司にとっての深刻度が高まります。
実際に仕事で問題が起きているので、「気にしないようにしなよ」では済みません。
上司自身のためにも解決しなければならない話となるので、対処してもらえる可能性が高まるのです。
感情的になりたい気持ちをぐっとこらえ、受けている実害だけを冷静に伝えましょう。
敵意を向けてくる人にやってはいけないこと2選
ここからは、余計にあなたを苦しめる「敵意を向けてくる人にやってはいけないこと」を解説します。
【敵意を向けてくる人にやってはいけないこと1】敵意を向け返す
敵意むき出しにされると、その怒りから敵意を向け返したくなりますよね。
しかし、敵意を向け返すと余計にややこしいことになるため注意が必要です。
敵意を向け返されたことで、相手は余計にあなたへ敵意を抱きます。
その結果、悪口や嫌がらせといった陰湿な形であなたを貶めようとしてくるでしょう。
心理の項目でも解説した通り、敵意を向けてくる人は、自分の心の内で苦しみを抱えています。
ただでさえ苦しんでいる人へ、さらに追い打ちをかける必要はありません。
先ほど紹介した対処法を元に、大人な対応を実践しましょう。
敵意を向けてくる人に悪口を言われて困っている人は、「悪口の対処法」の記事もぜひご覧ください。
【敵意を向けてくる人にやってはいけないこと2】自分が悪いのだと思いながら接する
敵意を向けてくる人がいると、「私、何かしたかな...」と自分を責める人もいるでしょう。
しかし、その必要はありません。
なぜなら先ほどの心理を見てもわかる通り、敵意を向けてくる人の大体は、その人自身の認知の歪みが原因で、勝手に敵意むき出しになっているためです。
原因はあなたではなく、敵意を向けてくる人が持っている価値観にあります。
であれば、あなたが自分を責める必要はありません。
「自分が悪いのかも」と考えると、敵意を向けられるストレスにプラスして、自己嫌悪によるストレスまでのしかかることになります。
そのため決して自分が悪いとは思わず、「人と比較する癖があるんだろうな〜」と相手を他人ごとのように眺めましょう。
まとめ
敵意を向けてくる人は、その心の内に劣等感を抱えています。
相手は自身の問題で苦しんでいるため、あなたが自分を責めたり、さらに攻撃を加えたりする必要はありません。
心理学を利用した大人な対応で、うまく味方にしたりスルーしたりしましょう。
敵意を向けてくる人がきつい話し方をしてきて困っている人は、「きつい言い方をする人の対処法」の記事もぜひご覧ください。
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