いくら悩みの解決法をググっても、アレをしなければ一生解決できません。
今回は不安で仕方ない時に、不安を取り除く方法について解説します。私が実際に数年抱えていた不安も、今回の方法で改善されました。
不安を頭の中でぐるぐると考えていると、どんどん大きくなっていき、ますます悩むことになります。
悩みを解決しようと中途半端に掘り下げれば、さらなる不安を生むことにもなりかねません。
この記事を読むことで正しい不安の解消法がわかり、ずっと抱えているその不安が改善に近づくでしょう。
抱える不安が多い人は、「ひらがな1文字で不安を消す方法」などについて解説した以下の過去記事もあわせてご覧ください。
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解消法1:不安の量を正確にチェックする
不安を頭の中に置いておくと、「どのくらいの規模の不安がいくつあるのか」が漠然としたままになります。
その結果、実際以上に大きな悩みをたくさん抱えているように感じてしまうことも少なくありません。
しかも、それぞれの不安が勝手に頭の中で連鎖して、さらなる不安を呼んでしまうこともあるでしょう。
そのため、まずは今抱えている不安の量を正確にチェックすることから始めましょう。
一番おすすめの方法は、紙に書くことです。箇条書きで、今悩んでいることや不安に感じていることを書いてみてください。
すると不安が整理されて、量とそれぞれの大きさが明確にわかり、いくらか冷静になれるでしょう。
「不安は書き出すのが有効」とは聞いたことがあるものの、ぶっちゃけめんどくさくてやる気にならなかったりしませんか?
私も少し前までそうだったのですが、一度紙に書いたら数年抱えていた不安が改善されたことがあり、そこからはぐっと信用度が上がりました。
お金もかからずいつどこでもできますし、想像以上にスッキリするので、ぜひ1度だまされたと思ってやってみてください。
ただし、不安を書き出す上では1点注意しなければならない点があります。この点に気をつけないと、余計に不安が増幅することにもなりかねません。
これについては、後ほどしっかりと解説します。
解消法2:本当の悩みに気づく
あなたは困ったことがあった際、その解決法をネットで調べて試したのに解決しなかったことはありませんか?
それは、目先のわかりやすい不安に惑わされ、「あなたが本当に悩んでいること」に気づいていないからです。
あなたが不安に思っていることは、実は表面的な不安であるケースも少なくありません。
その不安を消すためには、裏にある「本当の不安や悩み」という黒幕に気づき、そっちを解決しなければいけないんです。
いくら町を荒らすザコ敵を倒しても、どんどん新たなザコ敵が湧いてきてキリがありません。
本当に世界を平和にしたいなら、裏でザコ敵たちを操っている魔王を探して倒しましょう。
投稿者自身も、本当に悩んでいることに気づかず、表面的な悩みや不安だけを解決しようとしていたことがありました。
しかし本当の悩みに気づいた瞬間、数年抱えていた悩みが改善されたんです。
私は以前、仕事が来るたびに「早く終わらせなきゃ」と異常にパニックになる状況が続いていました。
締め切りはずっと先の仕事でも、なぜか「今すぐ終わらせないといけない」という気持ちに駆られていたんです。
本当は今やらなくてもいいことなのに、自分の心のせいですぐやらなきゃいけないのが嫌で、仕事する時間が近づくたび憂鬱で仕方なくなっていました。
このとき私は、仕事で焦らない方法やパニックにならない方法をひたすら調べていました。しかし、一向に解決しません。
そこで、この不安についてひたすら紙に書き出し、掘り下げてみたんです。
なにがきっかけで仕事が不安になったのか。仕事すると、心身のどこがどんなふうに苦しいのか。
すると、
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仕事自体がしんどいのではなく、仕事が来るたびに焦って心臓がドキドキする自分がしんどい
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焦るあまり、周りに当たってしまうのがしんどい
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終わらせるまでドキドキしているせいで、仕事以外の楽しい時間や、自分と会話してくれる人を大切にできなくなる自分がしんどい
と思っていることが判明しました。
つまり自分が嫌だったのは、「仕事を急いで終わらせないといけない事実」ではなく、「焦らなくていいことに焦ってしまう自分」でした。
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焦る必要のない仕事で焦る自分
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そんな自分を変えたいのに変えられない自分
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焦るせいで、周りの人や今この瞬間を大切にできなくなる自分
これが嫌でしんどくなっていたんです。
であれば、解決策は「焦らなくなること」ではありません。
「焦っちゃう自分」、そして「焦る自分を嫌だと思う自分」を否定せずに受け入れることこそが本当にやるべきことです。
もちろん「焦らなくなること」も解決法の1つです。
でも、身体的な反応を止めるのは簡単じゃないですよね。
しかも「焦らなくなること」を目標にすれば、焦った時に「この反応を止めなきゃ!」と余計に焦って一向に解決しません。
それなら、反応を止めようとせず受け入れるほうがずっと簡単にできます。
それ以降、焦ったときに「焦ってもいいよ!」と自分を肯定するようにしたら、不思議とその度合いも減少してきました。
それに伴い、仕事への不安意識も改善されていきました。
ちなみに自分を受け入れる方法については、正しい自己肯定感の高め方の記事で詳しく解説しています。
この例のように自己嫌悪してしまうことの多い人、コンプレックスを抱えている人は、ぜひご覧ください。
このように、数年悩んでいたことが紙に書いただけで改善されたんです。
紙に書き出すことは、不安に感じている理由とその解決策を明確化させ、改善へ導くことにつながります。
逆に自分の不安の原因が見えていないと、どんなに解決策を探しても意味がなくなってしまうことがあります。
私は、「自己嫌悪したらそんな自分のことも認めるのが良いよ」という事実をノウハウとしては知っていたものの、実践できていませんでした。
というのも、自己嫌悪していること自体に気づけなかったからです。
不安を書き出して自分の本当の気持ちに気づいたことで、初めて自分の持っているノウハウを生かせたんですね。
自己啓発系のチャンネルをよく見る人は、自分の手に入れた知識を最大限生かすためにも、まずは隠された本当の気持ちに気づくことをおすすめします。
解消法3:不安の掘り下げを途中でやめない
解消法1と2を見ていただけるとわかる通り、不安は紙に書くなどして、目に見える形にすることが大切です。
漠然とした不安を紙に書くことで、内部にある「その不安を生み出している本当の悩み」が見えてきて、あなたが今本当にすべきことがわかります。
ただし、紙に書く上では1点注意しなければならないことがあります。それは、書いてる途中でツラくなってきてもやめないことです。
途中でやめると、不安が消えないどころか余計に不安になって終わることとなってしまいます。
不安を書き出していく中では、どんどん不安なことを掘り下げていくため、ますます不安になってくることがあります。
そのため「逆効果なのでは?」と思い、やめたくなることがよくあるでしょう。
しかし実際は、その最も不安なポイントを乗り越えたところに、不安を解消する道が広がっています。これは投稿者自身の実体験でもあります。
先ほどの、仕事がしんどいことについて書いた例でもそうでした。
「仕事が来るたびに心臓がバクバクして、周りにもイライラしてしまう」など、苦しいことを具体的に書けば書くほど余計にしんどくなっていきました。
しかし苦しさを具体的に書いたことで、その解決策を考えられ、結果的に改善へと近づけたんです。
これは、汚いクローゼットの中を掃除するのと一緒です。
クローゼットの中が汚すぎて、隙間から中のものがはみ出ていると、「中すごい汚いんだろうなぁ…」と思いますよね。
この「中のものがはみ出たクローゼットを見ている状態」が、「表面的な不安を見ている状態」です。
中を開けると、開けるまではわからなかったぐちゃぐちゃな光景が広がっていて、ますます嫌になるでしょう。
しかし、開けたおかげで中のものを整理できます。しまってあるものを把握できたことで、どれを捨てていいのかがわかったり、ぐちゃぐちゃになっているものを畳み直したりできます。
その結果、クローゼットがきれいになりますよね。
汚いクローゼットの中を見るのは嫌かもしれません。
しかし、「中は汚いから見たくないなぁ...」と言っていれば、いつまでも解決しません。
「ぐちゃぐちゃな中身をじっくり見る」という過程を乗り越えることで、初めてクローゼットを整理できるんです。
これと同じく、悩みもしっかり掘り下げることで、初めて整理や改善ができます。
「悩みを掘り下げたら余計に悩みが増えた」と思っても、それは増えたのではなく、今まで隠されてきた「見るべき悩み」が見えてきただけです。
それらの悩みを解決すれば、今抱えている漠然とした不安も解消されるでしょう。
まとめ
今回は不安を取り除く方法を、「紙に書いて可視化する」という観点で解説しました。
不安を紙に書き出せば、頭の中で実際以上に大きくなることを防げます。
さらに、表面的な不安の裏に隠された本当の気持ちにも気づけるため、本質的な解決が行えます。
次また不安を感じたら、その日に届いたチラシの裏にとりあえず書き出してみましょう。
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