やる気が出ないのは、甘えでもあなたのせいでもありません!
「無気力すぎる…勉強や仕事のやる気がどうしても出ない…」
そう悩んでいませんか?
やる気が出ずなかなか作業が進まないと、「早くやらなきゃいけないのに…」と余計にあせってしまいますよね。
そこで今回の記事では、やる気が出ないときの改善方法を2つ解説します。
これを知れば、やる気が出ないときもストレスフリーに目の前のことへ取り組めるでしょう。
さらに後半では、やる気が出ないとき絶対にしてはいけない2つのNG行為についても解説します。
これを行うと、ますます心が疲れてやる気を失ったり、余計に作業へ取り掛かるのが遅くなったりしてしまうため、ぜひ最後までご覧ください。
めんどくさくて動けない人は、「めんどくさいをなくす方法」の過去記事もぜひチェックしてみてください。面倒なことを今すぐ簡単に始められるようになります。
また、意志力に頼らず行動する裏ワザを解説した「行動力を上げる方法」の記事もおすすめです。
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やる気が出ない時の対処法
まずは、やる気が出ない時に試してほしい対処法を2つ解説します。
やる気が出ない時の対処法1:信じられないほどちょっとだけやる
「勉強や仕事やらなきゃ...」と思っても、一度始めたら長い戦いになると思うと、とてもやる気になれないですよね。
やる気がない時に「問題集3周しなきゃ...」なんて考えるのは逆効果です。
であれば最後までやらなくていいので、とりあえず1%だけ始めてみましょう。
それでも全然やる気が出なかったら、その時点でやめてOKです。
ウォーキングなら、とりあえずウォーキング用の服に着替えましょう。
歩く気になれなかったら、そのまま部屋着に着替え直して大丈夫です。
テスト勉強なら、とりあえず問1だけ取り掛かりましょう。
面倒になったら、そこで終了してOKです。
このように気楽な気持ちで始めると、なかったはずのやる気が意外と湧いてきたりします。
以前も解説した通り、人間は物事を始める時が一番苦労します。
実際以上にめんどくさく感じるし、実際以上に楽しくないものに感じてしまうんです。
しかし一度ほんの少しでも始めてしまえば、「あれ?意外といけそう?」「意外と楽しい?」と感じることは少なくありません。
だんだん調子が出てきて、そのままの勢いでゴールまで突っ走れることもあるでしょう。
もしやってみた結果やる気が湧かずできなかったとしても、別に大きな損はありません。
できなかったら諦めていいので、とりあえず1%だけやってみてください。
やる気が出ない時の対処法2:やることをありえないほど細かく書き出す
やることが多かったり、規模が大きすぎたりすると、どこから手をつけていいかわからず、よりめんどくさく感じます。
そのため、まずは今やるべきことを紙に書いてみましょう。
この時、馬鹿らしくなるほど細かく書くのがコツです。
例えばウォーキングを習慣化したいが、今日はやる気が出なくてソファから立ち上がることさえできず困っているとしましょう。
ウォーキングをやることリストに書くとしたら、普通「ウォーキングをする」の1個で終わりますが、それではめんどくささが消えません。
そこで、
-
ソファから立つ
-
ウォーキング用の服を着る
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ウォーキング用の靴を履く
-
外に出る
と書くのです。
どれから取り組めるでしょうか。まずは一番簡単そうな、「ソファから立つ」をやりましょう。
そしたら次はウォーキング用の服を着て、その次にウォーキング用の靴を履きます。
ばかばかしいと思われるかもしれません。しかし、このようにあえて細分化し、1つずつ小さなタスクをこなしていくことで、達成感を感じられます。
自分がやるべきことが目に見えてわかるため、小さな階段を1段ずつ登っていく感覚で少しずつ進んでいけるんです。
大きなタスクのままだと、大きな崖をそのまま登るかのような困難さを感じてしまいます。
しかしタスクを小さく分けることで、その崖に1段ずつ階段を設置した気持ちになれます。
くだらないほど小さなタスクを1つこなすたびに、階段を1段上ることができ、少しずつ楽に進んでいけるのです。
今回の場合、タスクを細分化しなければ、最初の「ソファから立つ」すら面倒に感じられてまったく動けなかったでしょう。
その結果、ソファで一生YouTubeを見て1日が終了していたかもしれません。
私も無気力になった時は、とりあえず今すべきことを書きます。
この時、「トイレに行く」「食べているガムを吐き出す」などの本当に小さなことも書きます。
くだらなく見えますが、「トイレに行くくらいならできるわ」と動き出すハードルが低くなり、「何もかもめんどくさいから動けない」という状態から脱しやすくなるんです。
しかもトイレに行くために立ち上がれば、その勢いで他のタスクまで一緒にこなしやすくなります。
あなたも無気力を感じたら、今やるべきことをぜひしょうもないほど小さなタスクに分割してみてください。
絶対やらないで!やる気が出ない時のNG行為
勉強や仕事と向き合う際は、今から紹介する2つのNG行為にも注意しましょう。
このNG行為を行うと、余計に精神が疲弊してやる気を失ったり、いつまでも作業に取り掛かれなくなったりしてしまいます。
ついやってしまっているものがないか、ぜひチェックしてみてください。
やる気が出ない時のNG行為1:やる気が出ないことを甘えだと考える
よく「やる気が出ない」と言うと、「それは甘えだ」と言ってくる人がいます。
しかし、これはまったく気にしないでOKです。
理由は2つ。1つは、やる気が出ないのはあなたのせいじゃないからです。
勉強や仕事を頑張りすぎて、燃え尽きてやる気が出ないケースもあります。
そのため、今までずっと頑張れていたのに突然頑張れなくなるケースは少なくありません。
「いや、自分は全然頑張ってないのにしんどいんだけど...」と思う人もいるでしょう。
しかし、頑張りの度合いに関係なく、どうしてもやる気が出ないケースもまたよくあるものです。
やる気が出ない理由は、様々なものがあります。
- 労働環境や人間関係が悪い
- いろいろ考えることが多くて、精神的に疲れている
- 今やっていることのゴールがわからない
このように、やる気は様々な原因によってそがれます。
そのため、やる気が出ないのはあなたのせいではありません。
自分を責める必要はないのです。
もう1つの理由は、「甘えだ」と自分を責めても全く意味がないからです。
やる気が出ない自分を責めても何も良いことはありません。
むしろ「やる気が出ないなんて言い訳して、自分はだめな人間だな...」と責めることで余計に精神が疲弊し、ますます気力を失ってしまいます。
自分を責めれば責めるほどやる気を失う悪循環になるため、「自分はダメだ」と思うのはやめましょう。
やる気が出ない時はただ「今日はやる気が出ない日なんだ」と自分を受け入れ、今回紹介した方法を淡々と実践してみてください。
やる気が出ない時のNG行為2:やる気が出なければ物事に取り組めないと考える
あなたは、「仕事や勉強を行う上でやる気は必須だ」と思っていませんか?
「やる気」という入手必須の特殊アイテムを手に入れることで、初めて物事に取り組めると思っているかもしれません。
しかし、これもまた誤解です。
物理的に考えた場合、別にやる気がなくても勉強や仕事を行うことはできますよね。
したがって、やる気は必ずしも物事に取り組む上で必要なものではないんです。
やる気イコール必須アイテムだと思っていると、やる気を出すことに頑張りすぎて取り掛かるのが遅くなります。
「そんなこと言ったって、やる気が出ない状態で勉強や仕事を続けるのはしんどすぎるよ...」そう思いますよね。
でも安心してください。始める前はやる気がなくても、物事を続けていればやる気は勝手に湧き上がってくるんです。
先ほどの通り、最初は「めんどくさいな」と思ってやっていたことが、取り掛かってみたら意外と続いた...という経験は誰にでもあるでしょう。
これは、物事を始めたことでやる気が湧いたというサインです。
このように人は、物事を始めると勝手にやる気が出てくるように設計されているんです。
始める前から無理にやる気を出そうとする必要はありません。「始めれば楽しくなってくるだろう」「もし楽しくなってこなかったらやめればいいや」と、軽い気持ちでまずは一歩を踏み出してみましょう。
まとめ
やる気が出ない時は、ほんのちょっとだけ物事を進めたり、ものすごく細かく分けたりすることで作業へ取りかかりやすくなります。
やる気が出ない自分を甘えていると考えるのはやめてください。
やる気が出ないのは決してあなたのせいではないため、自分を責めたりはせず、冷静に今回紹介した対処法を試してみましょう。
なおどうしてもやる気が出ない時、「やる気を出さなきゃ取り組めないのに…」と思い込んでいると、いつまでも作業に取り掛かれなくなります。
やる気は、始めれば自然に出てくるケースも少なくありません。
どうしてもできなければすぐにやめてしまっても構わないので、まずはやる気が出なくても少しだけ作業に着手してみましょう。
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